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地域通貨には、どんなタイプのものがあるの?

 地域通貨は、1)交換の期間、2)交換される対象、3)表現の単位、4)表現の方法(発行・管理形態)などによって様々です。どんなタイプ、カタチにするのかは、そのグループ次第で、どれが優れていてどれが劣っているというものではありません。今まで使っている地域通貨に加えて、他の方式を加えたりすることや、新たに独自につくり出してもよいのです。そんな観点から、いまある地域通貨について整理してみましょう。

交換されるもの(取引対象)は

 地域通貨の取引対象には次の2通りがあります。

1)サービスだけをやりとりとするもの
2)サービスとモノとを対象とするもの

表現の単位(交換の基準)

 対象がサービスだけであれモノも含むのであれ、交換の際の基準がないと地域通貨は機能しません。その際の計る基準の主なものは次の2点です。

1)誰でもが平等にもっている「時間」を単位とする
2)サービスやモノの「経済的な価値」を単位とする

この他に、回数で表現するものやエネルギーで計ったりするものもあります。