カフェタイプ

関東

大阪府大阪市

エフ・エーさろん

大阪府大阪市阿倍野区阪南町3-31-15

TEL:06-6627-1977、FAX:06-4399-0568、HP:http://www.npofa.net

商店街の中にある大きなガラス窓のおしゃれなスペース。
だれでも気軽に立ちよって、楽しくおしゃべりしたり、ゆっくりとくつろぐ憩いの場。

運営団体 NPO法人エフ・エー
代表者 中川喜代子(問い合わせ対応:前東ふみ子)
開催日時 毎日開館(お盆とお正月の各週1週間程度休み)
利用料 飲み物代として100円

居場所の紹介

商店街の中ほど、落ち着いた和風の外観の建物がある。大きなショーウインドウに飾られた季節のディスプレイが窓越しに見え、ついつい中を覗いてみたくなる。手押し車や自転車で訪れた地元の人がちょっと寄り道したりする。その他、買い物の時の休憩に、商店街の寄り合いに、と活用の可能性もさまざま。毎週金曜日の夜8時まで行っている「ワンコインバー」には、普段地域にはあまり縁がない男性の参加が見られ「異業種交流会」になってきている。普段は食事を出さず食べ物の持ち込みを自由にし、商店街の活性化にもつながっている。催しの開催や会報作成など、新規の利用者への呼びかけもさかん。

きっかけ

これまで助け合い活動を続ける中で、「近所の方に頼め るような簡単な依頼をする人の多くは、地域の中で人とのつながりがない人」と気づいた。そこで地域で友達づくりができるきっかけを提供する場としてはじめた。

経緯

2000年9月 居場所・仲間づくりを目的に講習会開催
2000年10月 居場所つくり準備金を始める
2007年6月 商店街に空き店舗を見つける
2007年12月 オープン

ひと・もの(場所)・おかね

ひと

ボランティアはNPO法人エフ・エー発行の広報誌で募集。スーパーのチラシの端にボランティア募集の宣伝を載せてもらったところ、新聞広告よりも反響があり、100人くらいの応募があったこともある。

もの

商店街の元商店である一軒を法人名義で買い取り、改修。その一部が団体事務所となっている。
団体として居場所をはじめるための場所を探していたところに、条件に合った場所が見つかり、準備も整い、始めることができた。すべてはタイミング、これが重要。物品は会員や近所の方に呼びかけての寄付。

おかね

団体として居場所づくりを進めていくため、理念をみんなで固めるとともに、事業の余剰金を貯めていた。運営費は利用料で十分に賄えている。

運営のコツ

  • 型にはめず、色もつけないようにすることでいろいろな利用者が集うことができる。
  • まずはじめることが大切。こうでなければという形はなく、日々の活動の中で参加者、協力者、地域のニーズに合わせて形を変えていけばよい。

その他

子育て中心の集いの場「みなくるハウス」をしていた経験から、居場所づくりのノウハウを持っていたので、はじめやすかった。

主催者談

居場所としては、賃借料がかかっていません。団体としては、購入をすること、自前の施設を持つことに不安もありました。しかし、立地条件がよいことや、しっかりした事務所の拠点を持てたことは利点です。理事会・スタッフの協力なしでは実現できませんでした。(前東ふみ子さん)