もの

ベンチひとつあって人が集まりおしゃべりがはじまれば、居場所になります。いろいろな場所があるので、参考にしてください。ふれあいの居場所では、場所も物品も周りに呼びかけることで、よい情報が集まってきています。さあ、声に出して思いを伝えましょう。

物品

周りに呼びかけることで寄付や持ちよりで徐々に物が集まったり、自宅の物を使用、リサイクル店で購入するなど比較的準備が容易です。まずは、声をかけてみてはいかがですか?

自宅

場所を探して、借りて、管理して…と大がかりにしなくても、自宅の一室をちょっと開放してみてはいかがですか?「空いている部屋があるから」「みんなでお茶が飲めたら楽しい」と思えたら、まずは、戸を開いてみませんか。(あがらぁいんなど)

借家、借間、借地

少子高齢化・核家族化がすすみ、地域によっては空き家も見られるようになりました。自宅開放と違い、気がねなく活用できるというメリットはあります。

  • 家主が施設に入ったり、転勤などで家を空けることになり、借りられることに。家主にとっても、いつか戻れる家があることは心のささえになる。(うちの実家、さわやか港南、もうひとつの家など)
  • 持ち主から活動内容に賛同を得られ、広い土地を無償に近い費用で借りている。持ち主も参加者である。(フレンズパークなど)
  • 診療所の引っこしで空いた家を無料で借り受けた。(地域食堂)

スタッフと参加者の区別類

  • スタッフはなし。台所は自由に使ってもらい、後片づけも自由に誰でもしてもらう。(居酒屋)
  • 区別なし。食事当番と全体の当番については参加者・ボランティアスタッフの中から公募した。(うちの実家)
  • 責任者がパートで、後はボランティアスタッフ。(地域食堂)
  • カフェタイプなのでボランティアと利用者の区別はある。(ふらっとステーション・ドリーム)
  • 特に区別はしていないが、自然に役割分担はできてきた。(コミュニティ喫茶「欅」)
  • 仕掛け人がある程度環境を整える程度で、参加者が主体的に自由に活動している。(幸せの家・ありがとう)

学校の余裕教室、子育てサークルの場、学童保育所(空き時間)

子どもも集いやすく、世代間交流の場として有効。家賃等費用が不要。相手との交渉が必要。(コミュニティ喫茶「欅」、子育てコミュニティースペースる・る・るなど)

NPOのサロン室、NPO事務所の一部分

会のみんなの理解がえられれば、今活動している事務所など、スペースを確保しすぐにはじめることもできます。

  • 団体事務所を借りるとき広いスペースが借りられたため、余裕部分を使用。ショッピングセンター内にある。(にこにこサロン)
  • 通所介護のスペースを週2回交流の場として使用。(武蔵ヶ丘サロンの足湯)

商店街の空き店舗を賃借

空き店舗を居場所にすれば、人が集まることで商店街も活気づきます。人通りが多いため、多くの利用者も見込め、カフェタイプにも向いています。

  • 商店街の中にある、元消防車の車庫を市に改修してもらい、使用。(茶話やか広間)

(その他、エフ・エーさろん、ふらっとステーション・ドリーム、ランチボックスたちばななど)

お寺、神社、教会の一部

お寺や神社はもともと地域交流の場。境内や集会室なども居場所になります。

移動型居場所

福祉施設や公民館などを借りて毎回違う場所を居場所にしている。(はせさんず元気かいなど)