いきがい・助け合いサミット in 大阪

54分科会からの提言



第1部パネル

分科会1

生活支援を助け合い活動で行うには、具体的にどうすればよいか

提言

地域社会におけるつながり・支えあいを深めるために住民の主体性発揮を促せるよう、介護保険制度や従来の地域福祉の枠にとらわれず、地域で生まれつつあるさまざまな取組みに目を向け協働できる余白のある仕組みへと見直しを

分科会2

市区町村における庁内体制はどうあるべきか

提言

誰もが自分の望む暮らしを地域で実現するには、関係する庁内各部局が横の連携をつくり上げ、事業をすすめることが大事だ。それには抵抗勢力の壁を乗り越えなければならない。摩擦も生まれるし、エネルギーもいる。だからこそ、楽しく刺激的。その過程を味わいつつ、大いに揉めて語り合おう。

分科会3

住民から信頼される体制をどうつくるか~SCと協議体構成員の人選、2層圏域の設定・事務局体制など~

提言

日常生活支援の体制は、あくまで住民から信頼されるという視点に立って構築しよう!

分科会4

SCと協議体はどう役割を果たすか~SCと行政との連携、1層と2層の連携など~

提言

生活支援コーディネーターと協議体は一体となって、住民の求める生活支援活動を戦略的に楽しみながら引き出していこう。

分科会5

目指す地域像の意義と取り組み方

提言

助け合いの活動は、地域の困り事に関する生の声を体感・共感し、意識共有できた人達から生まれる。また、その共感を地域に広げていくためには、活動している人に光をあてた発信も必要である。多様性の時代に共有する地域像は多元的であり、それはエリアの範囲や時系列によっても異なるものである。

分科会6

助け合いのネットワークをつくるにあたり、既存の助け合い活動を生かすにはどうすればよいか

提言

「既存の活動の多様性」は「地域から湧き上がる一人ひとりの生活の多様性」と同じこと。地域活動は無理に一つにまとまらなくてもいい。互いの活動を尊重する関係があればきっとどこかで自然に化学反応が起きる。地域活動同士が尊重し合える社会は、まさに個人も互いに尊重し合える「共生社会」の姿なのでしょう。

分科会7

地縁の助け合い活動を活性化するには?

提言

日頃のつながりが、全ての助け合いの基礎。顔の見える関係をはぐくみ、自分事として助け合える地域にしていきましょう。

分科会8

共生型常設型居場所をどう広げるか

提言

いつでも誰でも参加できる居場所を、どのまちでも身近なところにつくっていこう。

分科会9

有償(謝礼付き)ボランティア活動をどう広げるか

提言

暮らし続けられるまちづくりに、助け合いによる生活支援サービスは欠かせず、有償ボランティア活動として取り組むことは、現時点では大変有効である。加えて総合事業として位置付けることができれば、新規参入や継続、さらに参加者のいきがいにもつながり、住民主体の活動に新たな潮流を生み出すことにもなる。

分科会10

自動車による移動支援をどう広げるか

提言

介護予防や健康寿命延伸のために買物や居場所などに出かけることはとても大事。助け合いの仕組み・登録不要の形態で、生きがい・助け合いの移動支援の実践事例を全国あちこちにジャンジャンつくろう!

分科会11

行政やSC、協議体などによる後方支援、特に補助をどのようにすればよいか

提言

行政、SC、住民、地域が直接話し合い、お互いを理解し、解決すべき課題を共有すること。そのためには個別のケースからニーズや課題を把握することが不可欠。そのうえで地域の資源を最大限活かす後方支援、補助を行おう!

分科会12

人生100年時代、介護問題を女性の目で見る

提言

食・職・触“新しい地域づくり”は3しょく付きで!

分科会13

要介護者の生活支援を助け合いで行うことができるか

提言

YES!要介護者にも助け合いで行えることはたくさんあり、ボランティアさんの喜びも大きい。特に重度の方に対しては家族に代わって、その方の生きがいや趣味活動、生活のこだわり部分を支えることができます。
研修などを通して、柔軟性があり、相手の心に寄り添える素晴らしいボランティアさんもいますが、高齢化や財政面で課題があるので、制度面での支援が必要です。

分科会14

医療・介護サービスと生活支援の助け合い活動とのネットワークをどうつくるか

提言

医療・介護の専門職と助け合い活動は、スクラムを組んで前進しよう。時間がかかることを恐れずに、住民を信頼して取り組もう。

分科会15

ケアプランに生活支援の助け合い活動及び本人のいきがい活動をどう取り入れるか

提言

制度の中に住んでいる人ではない。地域の中に住んでいる人。地域での暮らしに視点を置き、地域の社会資源に目を向け、生活の立て直しを組み立てていくケアプランを作ろう。その仕組みづくりも当事者・住民と共に!

分科会16

いわゆる重度者に対する24時間在宅ケアサービスをどう組み立てるか

提言

重度者を在宅で支えることは、生活を支える地域の活動者(地元ビジネス、NPO、互助など)や介護事業者、医療関係者が連携して、地域密着型サービスを活用して実質的に24時間巡回サービスを実施すれば可能です。ただし利用者や家族が前もって人生のあり方を決めておかなくてはなりません。また、事業者を増やすためにも地域対象のシンポジウムやセミナーの開催も有効です。これらにより人は最後まで尊厳を保持して暮らすことができます。

第2部パネル

分科会17

助け合いによる生活支援活動に対する寄付・遺贈などの意義と仕組みは何か

提言

寄付も遺贈も大切な「参加」。さまざまな人々に合った「参加の機会」を提供して、託し信じ合える地域を作りましょう。

分科会18

子どもと高齢者の交流や助け合いをどう広げるか

提言

高齢者と子どもは相性が良い。 定年前から企業連携で地域デビューの準備を!!

分科会19

小・中学校における共生教育、特に助け合いによる生活支援の理解をうながす人間教育をどう行うのが望まれるか

提言

子どもたちに地域と交流し、地域と協働する機会を与え、大人の関わりが高まれば子どもたちはそれぞれに主体的に学び、その人間性を豊かにしていく。

分科会20

障がい者が地域の人々とともに生きる地域をどうつくるか

提言

障がいのある方に、それぞれの特性に応じた自分らしく生きることの出来る地域活動の場を提供しよう。

分科会21

認知症の人が地域の人々とともに生きる地域をどうつくるか

提言

認知症の人には伴走者が必要。

分科会22

生活困窮の人が地域の人々とともに生きる地域をどうつくるか

提言

・高齢者の生活支援を引きこもりの若者が支えたり、高齢者の食事サービスを行っていた人が子ども食堂を始め子どもの貧困に気づいたり、地域の課題は社会参加の種である
・生活困窮は向こう岸の話ではなく自分の足元の課題。知ることによって地域は優しくなる
・生活支援コーディネーターは町の事業者や様々な力を借りて、丸ごとの思わぬ解決策を生み出す

分科会23

刑余者などの人が地域の人々とともに生きる地域をどうつくるか

提言

非行や罪に問われた人たちが立ち直る最高の薬は、普通の人として付き合うことである。

分科会24

市民後見人による後見活動と生活支援活動はどう連携するのが望ましいか

提言

住み慣れた地域で安心安全に暮らし続けられるように身上保護などきめ細やかな支援を行うことができる市民後見人を各地で積極的に養成しよう。

分科会25

企業OBに助け合いによる生活支援活動への参加をうながすにはどうすればよいか

提言

大阪に結集した3,000名、参加したそれぞれの団体が「地域包括ケアシステム」の実行に向けて関係する企業や企業OBにアプローチし、高齢者の日常生活支援活動を一大運動として展開しよう。

分科会26

助け合い活動にプロボノとしてどう参加するか

提言

プロボノとの協働を通じて団体の課題解決に加えて地域活動の再評価や、新たな視点を手に入れよう。

分科会27

我が事・丸ごとや小規模多機能自治などの地域づくり活動と生活支援活動とをどう結び付けるか

提言

地域の今と未来を語りあい1人ひとりの志・つぶやきが形になり課題解決がはかられるよう地域を起点に立場を超えた情報共有を対話、学び、アクションのプラットフォームを。

分科会28

介護におけるエンパワーメントと自立支援のあり方は何か

提言

人々の参加が盛んな地域ほど元気である。ゼロ次から3次までのエンパワーメントと自立支援を実現しよう。

分科会29

認定介護福祉士が地域の連携強化に果たす役割

提言

介護福祉士は認定を取得し、地域にでよう。そして最期まで暮らし続けられる地域を、地域と一緒につくろう。

分科会30

「民間の公益」(助け合い活動)と「行政の公益」(生活支援サービス)の関係を考える

提言

提言1 行政と民間と協働し、地域の知恵とワクワク感にもとづく助け合いの心が豊かな地域への発展にもつながる。
提言2 民間支援がないときに行政の責任は何かを明確にしておく。
提言3 未来に対する「介護予防」とすでに必須の「生活支援」では行政の責任において異なる面もあり、分けて考えることも必要。

第3部パネル

分科会31

都道府県は助け合いによる生活支援活動を広めるために何をすべきか

提言

現場に足を運び、市町村ごとの強みや異なる状況を理解して、助け合いによる生活支援に向けた市町村の取り組みを伴走支援していこう。

分科会32

人口が少ない自治体における助け合いによる生活支援に関する課題と対応策は何か

提言

小規模自治体は、住民に近い利点を生かし、SCや協議体の活動に工夫を凝らす必要がある。「やってみよう。」という心構えを持ち、ヒト、モノ、カネ、情報の活用を柔軟に考え、住民と地域の力を最大限に活かす流れをつくろう。

分科会33

協議体は地域ケア会議その他の類似機関と兼ねることができるか

提言

地域ケア会議や地区社協などは、協議体とは目的や機能が異なるという認識を共有した上で、それぞれの役割機能を理解し、連携して事業を進めよう。

分科会34

社会福祉協議会の総合事業・体制整備事業における役割は何か

提言

社会福祉協議会は、住民、ボランティア、NPO、社会福祉法人等、多様な主体のプラットフォームとして、総合事業を推進していこう。

分科会35

地域包括支援センターは総合事業・体制整備事業にどこまで関わるのが望ましいか

提言

地域包括支援センターは、その強みを活かして、SC等と協働しながら、介護予防・生活支援の充実を図ろう。

分科会36

SCやその関係者の人事はどうあるのが望ましいか

提言

・SCの活動は、地域住民からの信頼があってこそ。地域とのつながりを深め、時間をかけ醸成させていくためにも、信頼構築中の拙速な交代や兼務は避けるべきである。
・良い人事を実現するためには、SCと行政が「良い関係」を継続させていくことが必要。そのために、行政は数字では評価できない部分の理解を深め、SCは「どう評価してもらいたいか」を発信していき、互いにSCの在り方を共有することが重要である。

分科会37

工程表のつくり方~目指す地域像を実現するためのステップはどのように考えたらよいか~

提言

生活支援体制整備事業における工程・計画表の作成にあたっては、
➀住民主体の活動の成果をあおるような数値目標を含まないこと、
②住民活動の後方支援や推進のための「活動計画」であること、
③年度ごとに計画の実施状況を把握し次年度活動計画に反映させていくこと、
④助け合い創出にきわめて有効なことから、住民が主体的に作成に関わること、
の4点を考慮するのが望ましい。

分科会38

町内会レベルのワークショップの手法は何か

提言

個々の住民のニーズが把握できる上、ご近所の助け合いも掘り起こせる町内会レベルのワークショップを実践しよう!

分科会39

アンケートと訪問調査を有効に行い、活用する方法は何か

提言

住民の共感を生み出し、担い手を発掘するためにアンケートと訪問調査を生かそう!!「住民主体」、「住民が主人公」を大切に。アンケートと訪問調査は、住民と一緒に進めていこう!!

分科会40

担い手養成講座の成果を生かす方法は何か

提言

・広く市民に周知するには、協議体を構成する地域団体・NPO・社協・行政等のネットワークを活かし、各団体のPRツール、SNS等多様なツールを用いて広報するが、口コミや行政からの情報提供は大変効果的であり、連携を密にすることが大切。
・講座は数日のコンパクトな内容とし、現場体験を入れると参加しやすく、活動者に結び付きやすい。
・活動者へと成果を導き出すには、講座中から活動先となる情報を一元的に提供すること、さらにはあれば助かるニーズに基づく新しい活動の創出に努め、活動に就くことを講座の目標にすること。

分科会41

地域で行われている助け合い活動をどう再発見するか

提言

体制整備で地域の課題探しを始める前に、今の暮らしの中での意識していない支え合い・助け合いに目を向ける。事業化されていない支え合い(つながり)こそが、介護サービス・制度だけでは成り立たない豊かな生活につながる。
介護保険が財源のため、今の高齢者だけに目を向けがちだが、20年後、40年後の高齢者が支え合えるように、今から世代をつなげて地域づくりを考える必要がある。

分科会42

防災活動をどう助け合い活動に結び付けるか~助け合いマップの活用など~

提言

防災は世代を越えて地域がつながるきっかけとなり、実態把握は弱者へのまなざしと配慮の力を育んでいく。

分科会43

特に大都市部において地域により助け合い活動創出の可能性や手法に大きな差異がある場合に、助け合い創出の戦略をどう立てるか

提言

大都市部では特に、助け合い活動に取り組めるところから取り組んでいこう。

分科会44

地域の中高年男性をどう助け合い活動に引き込むか

提言

男性が地域の活動に参加していくための7か条とそれを支えるカギ
・男性の活動には社会的意義が必要…生産性と役割
・男性の活動は形から入る…かっこいいことが重要
・男性の活動はしゃべらなくてできることがあることが大切
・男性の活動は縦社会ではないしがらみのないことが大切
・そもそも男と女は違う 違いを認めてほしい 男は目的のために集まる
・広報の方法が大切 そもそも新聞は読んでも回覧板は見ない
・学習から入ることも大切
→その陰には褒め上手の女性の力がカギ

分科会45

住民のやらされ感を払しょくするコツと手法は何か

提言

住民のスイッチをON!にするための地域に対する働きかけとしては、気づきを促す取組やつながりをつくる取組が挙げられる。地域に対しては、“つかず離れずの良い塩梅”で関わっていくことが大切である。地域ごとの良い塩梅をつかめるよう、地域の人の顔が見えるほど入り込む、対峙するのではなく同じ方向を向く、try & errorを前提とする、走りながら考えるといった姿勢が必要と考えられる。

分科会46

居場所にはどんな形があり得るか

提言

地域により、始める人・集まる人により、居場所は多様。自分のやりたいことではじめ、そして、多様な資源(人、組織、場所、物、お金等)を生かしみんなで楽しみながら取り組もう。

分科会47

現場視察を有効に行うには、どんな工夫をすればよいか

提言

現場で思いと主体性・多様性を学び、仲間と意欲を得て、生活支援コーディネーターとしてのモヤモヤを払拭し、助け合い活動創出へチャレンジ!

分科会48

社会福祉法人はどのように社会貢献を行うか

提言

住民、NPOや社会福祉法人間のネットワークなどみんなで「楽しく」、互いができないことを補い合って「楽に」、「地域とともに、地域課題の解決に取り組もう」

分科会49

時間預託をどう広めるか~NALCの実践から~

提言

時間預託は、自分の地域はもとより、遠く離れた拠点とも支援の交換ができます。時間預託で生きがいと安心を。

分科会50

助け合い活動でどこまで家事支援や身体介助ができるか

提言

自分の生活のためにしている行為は、人の生活を支えるためにもできます。

分科会51

海外では地域の助け合い活動でどれだけ高齢者の生活を支えているか

提言

高齢者の生活、活躍の場の拡大を! 参加型社会作りは世界共通の流れです。

分科会52

在宅における介護人材の確保をどうするか~本人の尊厳・いきがいを含めて生活を支える人材の確保~

提言

在宅における介護人材の確保は喫緊の課題だが、その方針をまさに「本人の尊厳、いきがいを含めて生活を支える人材」とすべきである。そうなれば、家族、隣人、商店街、民間企業までも支える人材となるので、それらを連携し、どのように共に取り組むかを検討することになる。また、本人のいきがいを支援し、それが叶えば支援する人々のいきがいにもなる。それらをコーディネートするのは行政、そして地域の関係者全てである。

分科会53

医師・看護師などの専門家にいきがいや助け合いの重要性をどう理解してもらうか

提言

地域に目を向け、助け合い活動なくして病がちの人の暮らしは支えられない。そう考え実践している医療職は、まだ小さなコアであるが、確実に増えていく兆しを感じる。私たち一人ひとりも遠慮せずに声を出し、情報を提供しよう。プロとアマの相互乗り入れが出来るかどうかが、今問われている。

分科会54

在宅での人生の最終章の過ごし方及び看取りのあり方~医療関係者の関わり方、親族のあるべき態度、助け合い活動者の関わり方など~

提言

自分らしく人生の最終章を過ごすためには、
・本人の意思決定。
・家族を含めた地域コミュニティの支え合い活動を、今後もすすめるべきである。