「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 AsiaCommons 亜州市民之道

東京都北区
居場所その他

助成額

100,000円2020/06/30

助成⾦の活⽤内容

「アジア図書館カフェ」に参加するみなさんで、コロナ第二波を乗り越えられるようにオンラインでつながるネットワークを作る。3 月末からコロナの影響で実際に団地内での活動ができなくなり、2020年5月から Zoom「アジア図書館カフェ」を開催し、参加者で「新しい生活」を考えるオンラインおしゃべりをしているが、もう少し幅広い年代層も一緒にネットワークにつながれるよう、助成いただき機器を購入することで、実際に団地内での活動中に機器を使うことにも慣れてもらい、コロナ第二波が来る前にオンラインでつながる練習をみんなでしたいと思う。

活動報告

助成金の活用内容:
日本人と外国人との交流サロン「アジア図書館カフェ」を毎週開催。新型コロナ禍で対面「アジア図書館カフェ」が開催ができなくても孤独にならないためにZoom「アジア図書館カフェ」でつながりをつくるため助成を申請。対面「アジア図書館カフェ」開催に向けて非接触型体温計を助成金で購入し開催時は感染対策に励む。アルコールは他より寄付。実際にスマホを持っていない高齢者がZoomに参加できないという問題があり、iPadを助成金で2台購入し合計のべ5人に貸出を行いZoom「アジア図書館カフェ」に参加してもらうことができた。
活動報告:
昨年は、毎週、Zoom「アジア図書館カフェ」を開催。緊急事態宣言後2021年は隔週でZoom「アジア図書館カフェ」を開催。この活動は、活動初期は、情報交換が中心でコロナ鬱の対処法、悩みの相談、おしゃべりをしながら孤独や各々の課題を乗り越えた。毎回3人〜10人ほど参加。のべ、30人が参加。写真撮影は拒否される方が多く、一部、参加者のコメントを紹介したい。(別途参加者よりコメントを掲載)
65歳女性(持病あり):コロナ鬱の彼女を呼び出し1度対面に出席時にiPadを貸出し、毎回Zoomでしゃべることでストレス解消。若い人たちと話すのが楽しいし私の楽しみだから中止しないでくれと頼まれた。
30歳中国人主婦:子どもの保育園で園児が感染したことがあり、しばらく家にいて孤独だったときZoom「アジア図書館カフェ」で北区の情報を教えてもらい助かった。
20代香港人大学院生:大学院は対面がないため、指導をしてもらえないので、論文を読んでもらえてうれしかった。
20代台湾人:就職試験を落ちまくり、面接指導をしてほしい。オンライン面接のコツがわからない。
70代日本語教師:質問コーナーに答える企画を展開できたのが楽しかった。耳が悪いのでZoomでは聞き取りにくかった。対面を希望したい
80代日本語ボランティア:Zoomは楽しかったが、画面をみていると頭が痛い。対面を希望したい

今後の展開

日本人と外国人との交流を通して生活をお互いが豊かにしていく「アジア図書館カフェ」という交流サロンを立ち上げて5年目。今までは、近隣の外国人と日本人との対面交流を行っていた。新型コロナ禍を乗り越えるため、対面でなくZoomで開催することで助成金をいただき高齢者にiPad貸出を通して、近隣以外の方だけでなく活動を広げることができた。Zoomで笑い合えたり、自分ひとりで抱えていた問題を解決することができたり、孤独を和らげることができていると思う。今後もコロナが収束しても隔週のZoomのおしゃべりは続けていくつもりである。コロナ禍で高齢者あんしんセンターの方とは対面できていないが、今後、つながって活動をしてみたいと思う。

添付資料