「地域助け合い基金」助成先報告

 フードバンクさんぽく

新潟県村上市 ウェブサイト
居場所生活支援

助成額

150,000円2020/08/14

助成⾦の活⽤内容

近隣の空き家を活用し、家にこもりがちの子どもや高齢者などが気軽に立ち寄れる居場所を作りたい。
フードバンク活動を主に異年代の交流の場を作り、みんなが誰かの役に立つことを実感できる活動をしていきたい。

活動報告

・フードバンク活動においては、村上市内外の関係機関との連携が活発になり、12月末現在33名の方に月1回食品を届けており、徐々に増加している状況です。(延べ数73件)メディアでも何度か取り上げていただきました。
支援を希望する方・支援をしたい方どちらからも連日のように問い合わせがあります。必要な方に届き始めていること、フードバンクや困窮者支援への関心が高まっていることを実感しています。
上記の状況を受けて、新たに「フードバンクむらかみ」が12月19日に設立され、今後連携して活動していく予定です。

・地域の居場所としての役割においては、フードバンクのつながりを軸にボランティア・見学・視察等で9月から12月の3カ月半の間に延べ252名の来訪者がありました。(時々近所の子ども達や小学校のボランティアで関わっている子ども達が遊びに来たり、駄菓子を買いに来てくれます)
子どもから高齢者まで、異年代の方たちが訪れており、交流の場作りの第一歩は踏み出せたのではないかと思います。
精米や食品の整理整頓・留守番などをお願いしているボランティアさんは、「ここに来なければ会うことのなかった人たちと出会えることが楽しい!」と言っておられます。

<メールで寄せられたフードバンク利用者の声から>
「支えてくださる方々がいることに本当に感謝です。子ども達も喜んでいました。ありがとうございました」
「この状況の中気にかけてくださる方いるんだと思ったら涙出てしまいました。ありがとうございました」
「こないだはありがとうございました。子ども達喜んでました。私も頑張ります」

今後の展開

新型コロナウイルス感染症の影響が、地方のはずれの村上にも波及してきています。
食品をお届けしているひとり親の多くは、仕事を減らされたり、解雇されたりでかなり生活を切り詰めています。この状況はまだまだ続くことを想定し、持続して支援できる方法を常に考えていく必要があります。
関係諸機関、地域の皆さんとの協力をさらに強めて、持続可能かつ実現可能な方法を一緒に考えたいと思っております。
食品の在庫は常に足りない状態ですので、今後はイベントや講座などの際に各種団体と連携してフードドライブを実施し、市民の皆さんから広く支援を募りたいと思います。

また地域の居場所でフードバンクの活動をすることで、地域の皆さんとの新しいつながりや深い交流が始まっています。
困りごと相談所のような役割を持てる可能性も感じており、実際に他地方から移住した方からパソコンの故障についての相談がありました。今後、地域の皆さんの得意なことを多種多様な分野でご提供いただき、困りごと解決のためのお力添えをお願いしたいと考えております。

添付資料