「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 福祉会菩提樹

岡山県浅口市
居場所生活支援配食・会食その他

助成額

146,000円2020/11/09

助成⾦の活⽤内容

1.地域活動支援センター「ワーク菩提樹」のトイレのウォッシュレットが故障したが、15年前に新設したもので、同型が生産中止のため部品が調達できないことが分かった。温水が出ず便座暖房が不可なので、冬季に向けてこの部分を早急に取替えたい。
2.現在運営中の地域活動支援センターの機能と設備を向上させるため、来年4月を目指して、これを就労継続支援B型事業所に形態変更させる計画を進めている。その設備整備の一環として、利用者の個人ファイルと多数の関係書類を収めるキャビネットが必要となる。現在使用中のものは中古品で施錠ができないものが多い。個人ファイル収納庫は特に個人情報保護の必要から施錠のできるものを設置することが監督庁からも指導される。
3.コロナ禍により地元金光教本部への参拝者が激減し、当方の焼菓子と手芸品の売上も激減しているため、当事業を利用する障害者への作業手当も激減している。これを少しでも補うため、浅口市の本庁及び金光町支所外部構内で、毎週菓子の出張販売を行うようになった。上記1, 2の整備により、出張販売を含めた日常の活動が一層励まされる。また出張販売にも精を出すことによって、地域の人々との接触の機会も増えている。

活動報告

1.トイレのウォッシュレット取替
2020年11月6日に助成決定通知を受け、すぐ当該業者に発注し、同月10日にウォッシュレット取替工事が完了した。ちょうど寒さに向かう時期であり、当事業の利用者・職員ともに、安心して新しいウォッシュレットの装備されたトイレを使用できて、日頃の活動を一層元気に行うことが出来た。
2. クリアケースキャビネットとスチール収納両開き書庫は、申請通りの品をASKULに発注し、2021年3月25日に納品された。現在の地域活動支援センターⅢ型事業を就労継続支援B型事業に形態変更する準備の一環として、事務機能と個人情報保護の向上を図るために、これら書類収納機器を購入した。しかし、この間1年以上にわたって、新型コロナウイルス感染予防に多大な労力と費用を用い、意図した事業形態移行の準備が容易に進まず、目指した2021年4月に移行を完了することは不可能となった。従来通り、2021年4月1日から1年間、地域活動支援センターⅢ型事業を浅口市から受託すべく、契約書を交わした。次の1年をかけて上記の事業形態移行の準備を進めながら、新調した書類収納機器をフルに活用して、現在の事業形態の中でも、事務機能と個人情報保護機能の向上を図る。

今後の展開

精神障害の体験者を主とした各種障害者が、地域で、人として当たり前の社会参加を営むことを支援する当法人の意義と活動については、過去21年の存在と活動によって、この地域の人々にかなり知られてきた。同時に、金光教という宗教が162年前に当地に発祥し、宗教法人としての本部をこの地に置くという地縁から、金光教の本部及び各地教会の教師・信徒に、当法人の活動が知られ、支援され、その事業所「ワーク菩提樹」が製造する焼菓子や手芸品が愛顧され、その売上が当方利用者の作業工賃の重要な柱の一つになっている。しかし、コロナ禍が続く中で、製造品の売上が激減して苦慮している。この難を好機に転じるべく、事業形態の変更につれて、作業種類を増やし、生活支援コーディネーターの知恵と地縁をお借りして、製造品の販売網を広げ、利用者の工賃を大幅に増やしたい。地域の人たちに私たちの「安価、安全、美味」をモットーとする焼菓子などをもっと賞味していただきたい。そしてストレスの強いこの社会の中で、精神保健的に悩み苦しむ人が地域に居れば、気軽に訪ねていただき、ご相談にも乗れるような、余力を持ちたいと思う。
私どもが製造している焼菓子等を写真付きで別紙に添えますので、ご覧ください。
オートミールクッキー、マドレーヌ6種、パウンドケーキ3種、アップルパイ、ラスク、プリン、ゼリー各種、豆花(トウファ)、ホットコーヒー、アイスコーヒー、梅干、養命酒粕、保命酒飴、杏子飴、キーホルダー、アクリルたわし、しゅしゅ他手芸品等々。詳しくは別紙を。ご注文いただければお届けまたは発送いたします。

添付資料