「地域助け合い基金」助成先報告

 ともいきカフェ「遊々」

京都府宇治市
居場所見守り配食・会食

助成額

150,000円2023/03/24

助成⾦の活⽤内容

3月より、「ともいきカフェ『遊々』」として、宇治市役所喫茶スペースにて、高齢者等の居場所、また働く高齢者の生きがいづくりの場として活動をしていく予定となっている。
〇実施日 :毎週木・金曜日の9:30~14:00まで
〇場所  :宇治市役所8階 喫茶スペース
〇メニュー:①コーヒー(アイス・ホット) ②紅茶(アイス・ホット) ③コーラ ④ぶどうジュース ⑤トースト(バター・シナモン・抹茶) 
      
ドリンク各200円(コーヒーテイクアウト可、+50円)
トースト 300円

・年金で暮らす高齢者のことも考慮し、気軽に立ち寄ることができるよう、ドリンクとトーストを注文してもワンコインで済ませられるような価格設定で提供する。
・「誰かと話したい」「相談したい」と思った時にすぐ来られる場所になるように、開店頻度は毎週2日(木・金)で設定する。
・シルバーカフェで働いてみたいという仲間も募集し、それぞれの得意分野を活かしながら、生きがいづくりの場としての役割も持てるよう活動していく。
・市庁舎内での活動となるため、市との協働の取組みも積極的に関わっていきたいと考えている。来客に対しては、市事業やイベント等の情報提供、また、必要に応じて行政窓口につなげていきたい。
・今回の場所で試行後、他の市内公共施設等にも拡げていきたい。

活動報告

助成金をいただいたおかげでカフェオープンに向けて必要な備品、食器、消耗品等をそろえることができ、無事に2023年3月にオープンすることができました。
高齢者や一人暮らしの方々の『居場所』として、気軽に立ち寄れる値段設定(通常の半額)にしましたので、運営や仕入れは正直大変でしたが、京都文教大学の高齢者アカデミーの卒業生(宇治市事業)を中心にボランティアで運営の協力をしてくださる方が多くいたので助けられました。

本カフェは、高齢者の『社会参加、生きがいづくり』の場にもなっており、ボランティアの皆さんは生き生きと運営に携わっていただいています。
また、新聞や市の広報紙・市イベント、地元のTVに取り上げてもらうことも多々あり、大学や地域のイベントによばれることも増え、知名度(認知度)も少しずつ上がっており、常連客も少しずつ増えてきているように思います。
ただ、運営(仕入れ・会計・シフト)を高齢の私達(全員70歳以上)がするのは、年々しんどくなってくると思いますので、お手伝いいただける若い方が増えたら嬉しいです。
それでも来店いただいた方々の「今日はテレビ相手やなく、人とおしゃべり出来たわ~」と言って、帰って行かれる笑顔を見ると、もう少し頑張ろうと思います。
ゆくゆくは、市の運営で市内のあちこちにこういったシルバーカフェが出来ると高齢者の行動範囲も広がり元気な高齢者が増えると思います。

今後の展開

ともいきカフェ「遊々」は、来る方も働く者も元気になれる場所です。サロンやサークルとは異なり、好きな時間に来て、好きな時間に帰れるところが「カフェ」のいいところです。男性のお客さんも多く、ゆったりとした時間を過ごされているように思います。
また、市役所の8階にあるため、眺めもよく天気のいい日は京都市内まで一望できます。一人で来られても、眺めを楽しみながら落ち着ける木製のカウンターも設置してあります。

家に閉じこもっていないで、「今日はお茶でも飲みに行こうか」と誘い合って、また、一人でも市役所まで歩いていく。歩いて元気になれるカフェで従業員や他のお客さんと話をして元気になる。
人と触れ合うこと、行動することは高齢者にとって元気の源です。
死ぬまで健康で楽しく暮らすため、「高齢者よ 外へ出よ!」
市役所に用事がなくても気軽に立ち寄られる人が増えるといいなと思います。また、今後、市内公共施設等に高齢者が活躍でき、ふらっと歩いて立ち寄れる「カフェ」が増えていくよう、行政等に働きかけていきたいと思います。
そのお手伝いの1片にでもなれるよう、そのために今後も事情が許す限り、続けていきたいと思います。

添付資料