「地域助け合い基金」助成先報告

 洛西フォークソング愛好会

京都府京都市西京区
その他

助成額

76,000円2023/05/29

助成⾦の活⽤内容

京都市西京区の洛西ニュータウン地域は、開発当初とは異なり、高齢者世帯が全世帯の約4割を占めるほど、高齢者の多い街です。しかしながら、多くの高齢者が若かりし頃に聴いたフォークソング等の名曲に関した音楽ライブのイベント活動は盛んではありません。 歌はその当時のことを思い出したり、希望と勇気を与えてくれたり、また歌うことで健康にも良いとされています。 このような名曲を中心としたイベント活動を通して、地域の高齢者世代が助け合い精神で参画し、かつ生き甲斐づくりやより一層の交流を深める新しい街づくりに貢献したいと思います。

音楽イベント活動を行なうに当たっては、ライブ会場の手配の面で大きな課題があります。洛西ニュータウン地域の場合、大きさが手頃でさらに防音等の環境に適した施設が少なく、またこれらの条件が合致した施設は利用料金が割高であるという問題がありました。 今回この基金の情報を入手して費用面の課題を解消できると考え、応募いたしました。

活動報告

京都市西京区の洛西ニュータウンは、高齢者世帯が全世帯の約4割を占めるという高齢化の進んだ街です。私ども「洛西フォークソング愛好会」は、高齢者による高齢者のための音楽ライブを洛西地域で開催することを通じて、地域の高齢者世代の生き甲斐作りやより一層の交流を深めるといった、新しい街づくりに貢献するべく活動して参りました。

このたび、今回の助成金を活用して令和5年度に3回にわたって音楽ライブを開催することができました。音楽ライブの開催にあたっての一番の問題はライブ会場の使用料の負担が挙げられます。この面で今回の助成金は大きな助けとなりましたし、さらにはフライヤーの多数印刷や照明設備の新設に伴う舞台演出効果の向上にも寄与しました。これらは、各ライブの一般観客の顕著な増加という成果につながりました。
  
1回目:一般観客60名  2回目:一般観客80名   3回目:一般観客135名

私どもが活動を進めるにあたり、地域商店街や高齢者施設がポスター掲示を快く引き受けてくださったこと、駐車場スペースが無い会場でありましたが同商店街・高齢者施設がライブ出場バンド用の駐車場を無償で提供してくださったこと、地域のケーブルテレビの方がライブの取材を快諾してくださり宣伝活動につながったことなど、地域の皆さんが温かく応援してくださったことが忘れられません。

一方、観客からのご意見では、私どもがターゲットとしていた地域高齢者から「こんな音楽、聞きたかったんや。」、「懐かしい歌を聞いて、あの頃に戻った感じがします。」、「次回のライブは何時ですか?」などのお声をいただき、私どもも遣り甲斐を感じることができました。
これからもこの活動を発展させていきたいと思います。

今後の展開

私ども「洛西フォークソング愛好会」は、高齢者による高齢者のための音楽ライブを洛西地域で開催することで、地域の高齢者世代の生き甲斐作り等に貢献することを目的にしています。
これまでの活動を通じて、見てくださる側の観客増加という面では成果が上がっておりますが、聞かせる側の出演者の地元バンドの発掘には遅れをとっています。地域の高齢者世代の音楽熱を盛り上げるという側面もあるため、地元バンドの発掘が大切と考えています。この活動に関心のある洛西地域周辺にお住いのフォークソング系のバンドさんがおられましたら、お気軽にお声がけ下さい。
洛西フォークソング愛好会  広畑 幹夫 090-3622-8337

添付資料