「地域助け合い基金」助成先報告

【個人】 白馬 忠

茨城県つくば市
居場所

助成額

46,000円2023/05/26

助成⾦の活⽤内容

「江差追分優勝者を囲む会」として優勝者と地域の民謡愛好会の方々との合同発表会を企画しました。
私の知人に江差追分全国大会の優勝者がいることから、地元民謡愛好家の方々から日本一の生の唄声を聞きたい、江差追分のワンポイント・レッスンを受けたいとの要望が出ました。
各会の年齢構成はほぼ100%高齢者が占めています。高齢者でも毎月2回の稽古を楽しみに励んでいる方々には敬意を払うべきと考えます。それに対して普段の稽古の成果を発表する場を作ってあげることは意義のあることだと思いました。日本一の優勝者の生の唄声を聞き、同じ舞台で唄えることは生涯で何度もあることではありません。また三味線・尺八の奏者にとっても日本一の優勝者の唄声の伴奏で競演できることはまたとない機会でもあります。
知人は東京在住で杉本武志(48歳)。
当地の民謡愛好会の要望を当人と掛け合ったところ快く承諾していただきました。寿司店の店主なのでお店の休みの関係で日曜日のみ、第50回記念江差追分全国大会の優勝者なので東京近辺のイベントにも招待される、日常でも尺八・三味線の稽古はしているなど多忙の中で当地に来てくれることは民謡愛好者にとって大変うれしいことです。加えて江差追分のワンポイント・レッスンの指導もしていただきます。
民謡同好会と相撲甚句会の交流は今までは全くありませんでしたが、この発表会では相撲甚句会にも声を掛けて参加していただき競演をして、今後も交流を重ねて切磋琢磨して日本文化の伝統を守りたいです。
これを機に年に1度の参加同好会の合同発表会も検討します。
この企画のためには会場費・優勝者への謝礼が必要となります。
会場として中規模で音響・照明の環境が揃うホールは当地では限られています。また、一般の方々に広報して集客するには場所的にも地域の中心にあり駐車場完備が必要となります。
優勝者への謝礼はお忙しいところわざわざ東京から来て参加していただけるので支払います。
民謡・相撲甚句発表会の企画は、最近ではなかなか一般の方々の集客は難しいところもあり、一人でも多くの観客を呼び込むために入場費は無料としますが、この機会に身近で活躍する高齢者の方たちの奮闘ぶりを見てなおかつ日本文化の伝統を楽しんで欲しいです。

活動報告

助成金活用の活動:
「江差追分」全国大会優勝者と共に地元4つの民謡同好会と1つの相撲甚句会が唄う会を開催しました。
100人程度を想定したこのような会を発案から企画、運営までに関して全く未経験でしたが、観客数76人、出演者スタッフ23人の総数99人は場所柄を考えますと成功したと言えます。
「江差追分」のレッスンでは参加した皆さんは日本の民謡で一番難しい難しいと言っていましたが、レッスンを受けてみたらやはりとても難しいことを実感していました。

活動のための苦労:
100人程度の観客を想定して座席数、駐車場、音響、照明等と備えた会場を容易に確保できたことは幸運なことでした。しかし、発案・企画・運営をすべて出演者スタッフ総勢23名で行うことで始まりましたが誰一人としてこのような規模の会を開催する経験をしていない全くの素人集団でした。しかも全員が高齢者なのでてきぱきとは動けない、パソコンを操作できる人は私一人という状況下でした。これは私自身が奮起しないとダメだと心に決めて取り掛かりました。
開催のために各同好会から出演者と出演者の曲目、及び優勝者からも曲目の情報を収集して曲目がダブらないよう調整し、全員の曲目が出揃ったところで出演者順、時間を考慮してプログラムを勘案しました。
開催広告チラシを作成する際には「江差追分」のロゴマークの使用許可を江差追分会館へ申請し許可を受けました。情報収集のための発信、情報収集後の取りまとめ、打合せ資料の作成、チラシの作成、プログラムの作成等はパソコンなしではスムーズにはできませんでした。その他に優勝者、各同好会との調整のための情報交換、打合せ及びリハーサル会場の確保、会場担当者との空調・音響・照明・会場準備の打合せ、当日の受付名簿と配布プログラムの準備、カメラマンとの打合せ、昼食の手配等多種・多様・雑多に渡る作業を処理しました。

開催に当り宣伝チラシの配布先と部数:
・出演する同好会の友人・知人         20部×5同好会=100部
・社会福祉協議会地域福祉係を介して地域シルバークラブへの周知   30部
・茎崎シルバー連合会 会長を介して友人・知人       10部
・つくば市レクリエーション協会 会員及び友人・知人        20部
・ふれあいプラザの行事案内ポスト                20部
・茎崎交流センターの行事案内ポスト               10部
・谷田部交流センターの行事案内ポスト              10部
・スーパーカスミ茎崎店の地域行事案内ポスター          1部
・あしび野自治会の回覧版に挿入          10部×2回=20部
・自由ヶ丘自治会館の行事案内ポスター              1部
・入場者への配布(プログラムも添付)              100部

開催の際しての課題:
発案から実行まで一人で動き回ったことに私自身は満足していますが、出演者全員が一人でも多くの方々に来場してもらう努力・宣伝が足りないように見えました。これは出演者の皆様には自分たちが開催するという当事者意識が薄かった気がしました。同好会によっては会員の方には周知しても地域の他の同好会の方々にまで声を掛けることもなかったようです。後から、知っていれば行きたかったという声も多く聞かれました。声を掛けられたので近隣ではなく遠くから仲間と連れ立って来場した方もいました。
民謡好きな人にとっては魅力的なプログラムだったようです。

地域のつながり:
日本の民謡で一番人気があり一番難しい「江差追分」は意外と知られていていました。相撲甚句も初めて聞く方もおられて感動したようです。一見、興味はないだろうと思われたスポーツ教室の仲間、レクリエーション協会の会員の方に声を掛けたら仲間を誘って来場していました。人と人との絆がまた人を呼ぶ。

今後の展開

今回の唄う会の出演者の中で最高齢は88歳の女性です。後日、入場された方々の声を聞くと最高齢の女性の声は透き通ってとっても良い、心に響きますとおっしゃっていました。70年近く民謡に携わっていますから日本各地の民謡を唄えますし、民謡には欠かせない数多くの曲のお囃子の名手でもあります。私ども民謡仲間にとっては宝物です。

民謡・相撲甚句を唄うことを抜きにすれば私は単にニュースポーツの愛好者・指導者と見られていましたが、これからは民謡・相撲甚句の顔も加わり地域のシルバークラブ・レクリエーションの活動プログラムに参加することが多くなると期待しています。また今回都合で来場できなかった方からは地域シルバークラブを通して声が掛かり活動の機会が増えることも期待しています。

各同好会は高齢者集団です。この先もっと若い方々が入会するとは考えられません。せめて同年の高齢者がこれからでも入会して一緒に唄ってみたいという方がいれば大歓迎です。
また、地域で何かの会で集まった時には私どもを招いて私どものパフォーマンスを見たい、一緒に唄いたいという申し出があれば駆け付けます。

思いっ切り声を張り上げて唄う、みんなと手拍子を揃えて唄う、懐かしい田舎を思い出して唄う、歌詞を忘れずに思い出し唄う、今からでも気に入った民謡を覚えて唄う。この頃の日常生活においてあまりない行動を一人でも多く心掛けて欲しいです。唄うことは腹いっぱい息を吸い込み吐き出す運動ですから健康にはとても良いのです、

今回の唄う会をきっかけとして、近隣にまだいる民謡の仲間にも声を掛けて、多目的ホールと言わなくても近所の公民館を会場に唄う会を年に1回でも定期的に開催して高齢者の輪、この先は後期高齢者の輪を広げます。

元気な高齢者・後期高齢者をアピールします。

添付資料