「地域助け合い基金」助成先報告

 群馬子どもの権利委員会

群馬県前橋市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援その他

助成額

150,000円2023/12/01

助成⾦の活⽤内容

こども基本法が施行され「こどもまんなか社会」の実現に向けて群馬でも様々な動きが始まろうとする今、子どもも大人も一緒に遊び、体験し、交流することを通して子どもたちの幸せを願う人々の繋がりを広げ、子どもの権利への理解を深め守ることを目的として「子どもまんなかフェスタ」(参加費無料)を開催します。子どもや子育て中のご家族、子どもに関わる大人たち、子ども機関関係者への参加を呼び掛け、このフェスタに参加した子どもや大人たちが遊びや参加する楽しさ(子どもの権利条約31条)を共有しながら日常を振り返り、子どもの権利を尊重した暮らしの在り方を考えるきっかけにしたいと考えています。
フェスタには、子どもの権利パネルや子どもの権利カルタ、人権絵本などを展示し、子どもが思いや願いを自由に書ける意見表明ボードなども設置します。ステージでは音楽、寸劇、eスポーツとネット依存予防の対談、おもしろキッズ体操などがあり、ホール内では伝承遊び、木のおもちゃ遊び、バルーンアート、SDGsリサイクルおもちゃ、スイーツデコワークショップ、読み聞かせ、手遊び、折り紙などが自由に楽しめるようになっています。また、近隣のこども食堂が集い、地域の居場所紹介や美味しいおやつを配布する予定です。さらに子どもの諸問題についても相談ができるよう「サポートエリア」も設置し、不登校・ひきこもり、いじめ・虐待、ゲーム依存、子育て相談、発達・健康相談などの専門家や支援団体に相談できるようにします。
そして、このフェスタに集った人々や団体のネットワーク化を図り、これからもスクラムを組んで連携し合い各地において支え合う地域づくりの推進に努めていきたいと考えています。

活動報告

「子どもまんなかフェスタ」は、群馬子どもの権利委員会が主催し、子ども食堂や子育て支援等に関わる19の個人・団体が参加して、2月11日(日)に前橋プラザ元気21のにぎわいホールで開催しました。
フェスタの目的は、子どもも大人も一緒に遊び、体験し、交流することを通して子どもたちの幸せを願う人々の繋がりを広げ、子どもの権利への理解を深め守ることです。
当日は、子ども190人以上、大人200人以上、参加協力者やボランティアを含めると約500人近い人たちが集まりました。
ステージでは、音楽や寸劇、ゲーム対談、子ども運動遊びなどが行われました。子どもの権利劇場の寸劇では、子どもに関わる様々な問題(いじめ、不登校、虐待、ネグレクト、発達障害、LGBTQ問題など)で悩む子ども達を救おうと「ひとりで悩まないで!必ず応援者がいるよ!今日も、いろいろな支援団体が来てくれているから相談して!」と呼びかけました。

会場の一画に軽く仕切られた相談エリアを作り、小児科医による発達相談、弁護士による人権の相談、子育て相談、不登校・ひきこもりの相談、ゲーム依存の相談、学習支援・進学相談ができるようにしました。ここでの相談をきっかけに、不登校の中学生がフリースペースに行けるようになって自分の居場所を見つけられたといううれしい報告も届きました。また、スクールソーシャルワーカーさんが専門家のアドバイスを聴く場にもなれたようです。
ワークショップエリアではバルーンアート、ヤクルト容器工作、スイーツデコなどにチャレンジでき、子ども達が個性あふれる作品を完成させていました。中でも木のおもちゃや昔あそびのコーナーが人気で、隣で遊ぶ知らない子同士がだんだん一緒に遊ぶようになる姿がたくさん見られました。特に皿回しや剣玉は、周りで見ていた大人も挑戦し、幅広い多世代交流の場となりました。
 また、4つの子ども食堂が参加し、豚汁やおしるこ、おにぎり、さつまいもなどを提供しました。群馬県内には100以上のこども食堂があり、食の応援をしていることも紹介することができました。
また、会場の一画には子どもの権利条約を学習できるユニセフのパネル展示と意見表明のコーナーを設けました。意見表明の中には、「いっぱい1日中あそびたい?」「宿題が多すぎる 先生がよくおこる」「学校の始まりをもう少し遅らせて」「つめたい人をなくせ!」「やまにさけびたい」などがありました。子どもの声に耳を傾け、寄り添い、一緒に考える大切さを感じました。
初めてのイベントでしたが、内容の濃い子どもの権利を考えるイベントになりました。協力団体からは「学びになった!」「いろいろな支援団体と交流できて良かった!」「知り合った団体の見学に行きたい!」などの声が届き、連携の輪が広がりました。また、来場者家族からは「すごく楽しかった!」「次回はいつですか?」などの反響や問い合わせがあり、次回の開催を期待しているようです。
それぞれのエリアが同時進行だったため、ステージの出し物をじっくり観たり聴いたりすることができなくてもったいなかったという反省もあり、一つひとつが重要な要素をもっていることを実感しました。  今回の成果や反省をもとに、これからも子ども支援の団体がスクラムを組み、連携して「子どもの権利を守り支え合う地域づくり」を目指して一緒に取り組んでいきたいと思います。
 

今後の展開

群馬子どもの権利委員会は、子どもの権利が守られ、幸せに生きられる社会を実現したいと願う子どもと大人が作る市民団体です。昨年、こども家庭庁が発足し、こども基本法が施行されました。そのベースとなる国連子どもの権利条約を啓発し、子どもの権利が守られる社会・地域づくりを目指して活動しています。
条文は難しいため、分かりやすく言い換えた冊子を作ったり、子どもの権利カルタを作って学校等で人権教育の出前授業を行ったりしています。不登校やひきこもり、虐待、いじめ、ゲーム依存など子どもの諸問題についても講演会や研修会を開いて取り組んできました。
また、日頃の活動として、会員が群馬県内各地において学習支援やこども食堂などの子どもの居場所を開設し、困窮家庭やひとり親家庭、困り感を抱える家庭等の食料支援やサポートを行っています。地域での孤立や子どもの諸問題を防ぐためにも学習支援やこども食堂などの子どもの居場所活動へのご理解とご協力をお願いいたします。また、群馬子どもの権利委員会では、県内のこども食堂を支援するため、お米プロジェクトを組織してお米の寄付を呼び掛けています。余剰のお米や食品などありましたら近くのフードバンクやこども食堂へご提供ください。小さな声かけや行動が子ども達の笑顔を増やします。子ども達の幸せのために力を合わせて頑張りましょう。

添付資料