「地域助け合い基金」助成先報告

 愛知オルタナティブ協議会

愛知県名古屋市中村区 ウェブサイト
居場所生活支援配食・会食

助成額

100,000円2020/06/01

助成⾦の活⽤内容

この助成金を活用して、いま以上に相互支援の形を進めたいと思っております。各々の家に固定ではないメンバーが訪問することになりますが、経済的な制約も少なくありません。協議会から交通費や交流費が出る形になれば、その辺りを気にせずに限定された期間ですが、コロナウイルスが収束、落ち着くまでの間はもう少し活発に活動できるものだと思います。コロナウイルスの影響でメンバーでも心身の変調を来たしている方が一部おり、そうした方への訪問に生かしたいです。

活動報告

貴財団の助成金のおかげで、コロナウイルス感染症の影響により閉じこもりになりがちだった名古屋市中心の地域のメンバーが普段ではなかなか経済的制約等があるために交流出来ないようなことに使わせていただくことが出来ました。今回の助成金は、各メンバーに交流にかかる経費として自由につかってもらうことによって当初の目的が達成できたと考えております。当団体で特別にイベントを企画するよりも、各々のメンバーが日ごろから関わっている方や、お金があればもう少しこういうことが出来る(例えばお茶をして、いつもよりもちょっと良いものを食べるとか)と考えていたことに助成金を活用することによって、よりこのお金が活きてくると思っていた通りになったことはうれしい結果です。
コロナウイルス感染症の影響は依然として残っており、第二波到来と言われている今、再び活動の幅が迫りつつあります。手弁当で活動をしている当団体として地域で何が出来ていくのかは今後、これを機にさらに考えていきたいと思います。ありがとうございました。

今後の展開

当団体はメンタルヘルスの治癒(目の前の症状が消えること)よりも快復を目指している団体です。メンタルへルスの一番の問題は、医療や福祉はじめ関わる周りの環境が本人の主体性を奪っていることです。本人が考え、判断し、実践していくことをせずして、本人が人生の経験を積んでいくことは困難であり、そうした関りはさらなる困難さを招きます。そうではなく、日ごろ地域単位で関わるメンバーを中心にして、1か月に1度の対話会や1人のやりたいをメンバーの多くで応援するリカバリー支援といった個別支援を中心に、1人1人、自分が決める力を引き出すお手伝いをしていきたいと日々実践しております。
愛知県にお住まいの方でこうしたメンタルヘルス、つまり精神領域に関心のある方はぜひ対話会からご参加下さい。会場が異なることありますが、通常は名古屋市中村区の中村生涯学習センターにて毎月第3土曜もしくは日曜に対話会を開催しております。お気軽にご参加ください。

添付資料