「地域助け合い基金」助成先報告

 にこにこ オレンジカフェ いわくら 【農園倶楽部】

京都府京都市左京区 ウェブサイト
居場所見守りその他

助成額

150,000円2020/06/18

助成⾦の活⽤内容

入口問題を解決するカフェの存在だけではカバーできない方々も多い。 Ex) 月 1 回カフェ
そのカフェも、新型コロナウイルスの関係で中断している…カフェだけでなく、農園が地域のさまざまな人たちの交流拠点となって、認知症への理解を広げていきたい。

活動報告

●コロナ禍において、認知症の方や独り暮らしの高齢者が、畑の活動を通じて交流しフレイル予防や活躍の場、役割を持つにつながった。毎週土曜日午前中に農園作業を実施。
→京都新聞にて活動の紹介掲載・医療機関の地域向け機関紙に紹介(2カ所)・市ボラセン記事など
→オレンジカフェが中止となる中、農園?楽部の活動が、入口問題を解決する場となった。
→圏域のリハ職が農園を手伝ってくれ、医療・介護のネットワーク向上につながった。
●農園倶楽部に協力してくれる方が増え、精神疾患を有する方の参加も増加。また地域役員(民生委員)や介護者、大学生から児童まで参加し楽しめる場となった。
●収穫した野菜をマルシェとして認知症や精神疾患の高齢者が店員として販売。役割といきがいにつながった。収穫した野菜の一部は、市内7カ所のグループホームさんに安価で提供しました。
●生活困窮にあたる高齢者・子供食堂等に食材を提供し、調理工房も開催し“食”の提供を行えた。
●収穫祭を2回開催。密にならない屋外の畑で焼き芋、大根焚きや豚汁などを提供し参加者に喜んでもらえた。
●大工仕事ができる高齢男性チームで、作業工房を開催し、プランター台を作成。
●児童館の子供たち(幼児クラブから3年生)が、屋外での唯一の活動として農園で楽しめた。
<イベント>
R2.07.29 ・ R2.08.05 ・R2.08.12 3日間開催 夏野菜販売マルシェ
R2.09.09 作業工房
R2.10.03 調理工房
R2.10.07 児童館幼児クラブ さつまいも掘り 1回目 →※児童館での焼き芋開催
R2.10.23児童館幼児クラブ さつまいも掘り 2回目 →※児童館での焼き芋開催
R2.11.14 収穫祭1回目
R2.11.28収穫祭2回目

今後の展開

●農園の取り組みは、単年ではなくきっと5、10年と続けられる地域の社会資源になると思います。また、世代を超えて参加できる活動です。

●現在、プランターで苺の苗を植えています。“苺が私たちに逢いに来る”というキァッチフレーズで高齢者施設や児童館にプランターごと持ち込み、苺狩りを楽しんでもらいたくさんの笑顔を見たいと思っています。コロナが終息していれば、調理工房を複数回開催し、収穫した野菜で高齢者の方が気軽に立ち寄れる食堂を開きたいと考えておりました…シーズン2では是非、リベンジをしたいと思っています。

●診断を受けた方にとって、オレンジカフェに参加するより当事者の方が参加しようとする一歩が出やすい。畑の活動は敷居が低いことがわかりました。また、農園?楽部に参加を継続されることで、介護保険サービスの通所に行かされることなく、もともとあった地域のつながりの中で本人らしい暮らしが続けられると思います。

●参加すれば必ず農作業をしなければならない…そんなことはありません。畑に来て、おしゃべりをするそれだけでも結構です。どなたでも参加できます!!←そんな農園?楽部をこれからも目指したいと思います。

添付資料