「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 ニルスの会

北海道札幌市東区 ウェブサイト
居場所見守り生活支援移動支援配食・会食

助成額

150,000円2020/06/16

助成⾦の活⽤内容

NPO法人設立以来、常設の高齢者サロンを運営している。 サロン利用者は年々増加し400 人を上回る規模となった。
以前より地域での生活支援活動の必要性を感じていたが、今般のコロナ感染症対策によるサロンの長期間休止により、サロン利用者の心身の機能低下が顕著にみられるようになった。
そこで、本年度 7 月から、サロン利用者を中心とした互助組織として有償ボランティア事業を立ち上げる事とした。 本事業によって、困り事を抱える高齢者の方には支援をすることで安心した生活を、元気な高齢者にはボランティア活動による生きがいを提供し、地域包括ケアシステムの実現に寄与する。

活動報告

有償ボランティア活動を始めるにあたり、ボランティア担い手を募集するための事業説明会を開催した。ニルスの会会員に向け、事業説明会の案内チラシを作成し会員宅へ郵送、通知を行った。
事業説明会には32名が参加し、当日説明会終了後に11名がボランティア担い手登録を行った。
ボランティア受入れ希望者の募集は、事業内容を紹介したチラシを作成し、ニルスの会サロンの利用者に配った他、生活支援コーディネーター、札幌市東区社協などを通じてチラシの配布を行った。

2021年3月時点で、ボランティア担い手の登録者は23名に増えている。ボランティア受入れ希望者については、生活支援コーディネーターや社協からの紹介で、事業開始から新たに13名がニルスの会に入会した。 これまでに、室内の清掃、見守り、買い物付添など継続的な支援7件、窓ふき、庭掃除、引っ越し手伝いなど単発の支援5件、冬期除雪3件のマッチングを行い、活動件数は延べ約150件になる。

現在、コロナ禍で人との接触が制限される中、継続支援については実施しているが、新規の支援希望については制限せざるを得ない状況となっている。ワクチン接種が普及し感染拡大が治まった暁には、改めてボランティア担い手の募集と、新規支援希望の受付を再開し、地域に安心して暮らせる助け合いの輪を広げていきたい。

今後の展開

NPO法人ニルスの会では従来常設サロンを運営しており、令和2年7月からサロン利用者を中心とした互助組織として有償ボランティア事業「地域助け合い活動」を立ち上げました。本事業で、困り事を抱える高齢者の方には支援をすることで安心した生活を、元気な高齢者にはボランティア活動による生きがいを提供し、地域包括ケアシステムの実現を目指しています。
活動の趣旨に賛同し、ボランティア担い手に登録して下さる方が徐々に増えてきていますが、困り事を抱える方を支援していくには、より多くの担い手が必要です。 当会ではこれからも助け合い活動を実践し、ボランティア活動の大切さや安心して暮らせる地域づくりについての啓発活動を続けていきますので、「困ったときはお互い様」で、活動に賛同して下さる方が増えることを期待しています。一緒に安心の輪を広げていきましょう!
また、「地域助け合い活動」と併せて「福祉有償運送」事業もスタートしています。福祉有償運送のボランティアドライバーさんも募集していますが、車の運転ということもあり担い手が少ないのが現状です。運転に自信があり活動に賛同して下さる方(若い方も歓迎)を随時募集中です。

添付資料