「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 健康推進プラネット

愛知県名古屋市緑区 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2020/06/23

助成⾦の活⽤内容

新型コロナウイルスに対する学校における子どもの健康を守るために、専門職である養護教諭が感染症に対する研修を積み、知識を向上することにより、教職員に対してもコーディネートし、感染症の予防に繋げることが可能となります。学習会や情報交換をすることにより、子どもたちの健康を守り安全・安心な学校生活をおくるために養護教諭の資質向上を目指します。また、すぐに現場に復帰する予定の子育て中の養護教諭に対して、通常子連れでは受けることの出来ない研修を受ける環境を作ることにより、復帰しても即戦力となります。

活動報告

養護教諭の持てる力を発揮して学校現場におけるすべての子どもたちの心身の健康を守り育て、また家庭・地域社会においても、健康の大切さを啓発し、健康増進につとめるよう健康教育・保健指導をすすめていくための研修を行いました。今年度は、新型コロナウイルスの蔓延で、学校再開においては感染の予防、感染者への対応、検診等の注意事項等問題が山積でした。泊を伴う行事は学校長に一任され、各学校によって対応が異なったため、養護教諭のコーディネーターとしての力量が問われる年となりました。その中で専門家を招いての講座を受けたり、経験を積んだ養護教諭と一緒に学習会を開き、感染症の知識を得たり、情報交換をしたりすることにより緊急時の対応等の知識を深め、子どもたちの健康を守り、安全・安心な学校生活をおくるために養護教諭の資質向上を目指しました。
現場の養護教諭の先生方からは切実な声が聞かれ、各学校によって検診の対応の仕方が違っているため、他の学校の貴重な意見を聴くことが出来て良かったという意見が多数ありました。
また、すぐに現場に復帰する予定の子育て中の養護教諭に対して、通常子連れでは受けることの出来ない研修を受ける環境を作ることにより、復帰しても即戦力となるよう託児室を設けて参加を募りました。
※参加者の感想は別紙参照

今後の展開

今年度は、新型コロナウイルスの蔓延で非常事態宣言が出され、感染拡大防止のためNPO法人健康推進プラネットの予定していた研修会や講座、子育て支援などの多くが中止となり、経営的に非常に苦しい財政状況となってしまいました。現在学校においては養護教諭の専門的知識が必要とされています。そのため養護教諭の資質向上を目指す当法人では、学習会を開き、子どもの実態を把握し基本的生活習慣(特に睡眠時間やゲーム等の時間)、視力、体重、姿勢、むし歯等、休校前のデータと休校後のデータを比較して、今後の保健指導に役立てていきたいと思います。
今年度は「日本学校保健研修会」という大きなイベントができませんでしたが、来年度はzoomなどによる会の開催をしたいと思います。その方が全国的に広く多くの養護教諭の参加が見込まれると思われます。
内科医、小児精神科医等と連携し、新型コロナウイルスに対しての新しい情報を発信し、病気の早期発見及び早期対応ができるよう、今後も講座、学習会を続けていきたいと思います。

添付資料