「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 ミュージックサポートネットワークぱぴぷぺぽ

香川県観音寺市 ウェブサイト
居場所見守り配食・会食

助成額

100,000円2020/07/01

助成⾦の活⽤内容

新型コロナ禍の中ですべての人が自粛を余儀なくされ、子どもたちは体調不良・体力低下及び学力差を生み、水面下では家庭内暴力・DVやネグレクトなど、また高齢者においても体力低下や引きこもりなどの問題が発生している。
それに、お祭りや運動会など楽しみにしていたイベントはすべて中止になり、子どもも大人も喪失感がただよっている。現在は学校も再開し、ソーシャルディスタンスを取りながら地域の活動も少しずつ再開している。そういった中で地域が少しづつ元気を取り戻せるような、楽しい「小さな夏祭り」を開催し、疲弊した心と身体を元気づける集いを持つ。その後は毎月1回ずつみんなで知恵を出し合いながらコロナに打ち勝ち免疫力を挙げていくような機会を作っていきたい。

活動報告

運動会、地域や保育園の行事がすべて中止になる中、子どもたちや子育て家族そして地域の方の楽しい思い出作りのために、リスク回避しながらも夏祭りを決行した。コロナ感染を鑑みて躊躇する方もいたが、多くの方が温かく見守っていただき、子どもたちが少しでも元気になることに対して応援していただいた。こういった活動をきっかけに、毎月の食堂への食材提供やボランティアでの参加、砂場や外で遊んでいる子どもの自然な見守りなど、「今まで社会貢献活動をしたかったけど、何を、どう手助けすればわからなかった」といった本当に少しの善意の声や活動を引き出せるきっかけになった。また、初めてボランティアに参加したといった方も増えてきて、新たなマンパワーが生まれてきた。今回は子ども対象のイベントであったが、地域の方を巻き込むきっかけになったようである。

今後の展開

コミュニティの弱体化によって地域の支え合いが低下し、子どもや子育ての世帯、高齢者の孤立化が進んでいます。同時に課題が複合化・複雑化して、属性や課題で設計されている従来の制度や政策では対処しきれない事態も生まれています。特にコロナ禍の中で子どもや高齢者などの弱者が社会的孤立に陥らないような活動を少しづつ支援者を増やしながら続けていきたいと思います。そして建前だけではない「地域共生社会実現に向けた居場所」を構築していきたいです。

添付資料