「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 シニアSOHO世田谷

東京都世田谷区 ウェブサイト
居場所生活支援その他

助成額

150,000円2020/12/18

助成⾦の活⽤内容

概要:遠くの家族・親戚や友人・知人と顔を見て話したい高齢者の思いをスマホのLINEビデオ通話のお手伝い
目的:コロナ禍でストレス疲れと孤立しがちな高齢者の明るいくらしのお手伝い
内容:①対面スマホ教室(3日)②スマホのLINEによるオンライン教室(2日)の二本立て
開催:
①@2H/回×5日シリーズ×3か所
②世田谷区社会福祉協議会と協働(SOHO世田谷:教室の企画運営 世田谷区社協:参加者募集のPR協力と会場確保)
③基本操作 、LINEの使い方、くらし・防災・認知症に役立つアプリの学習(3日)、スマホのLINEビデオ通話の実習(2日)

活動報告

世田谷区社会福祉協議会地域社協課玉川地域社協事務所、ならびに世田谷地域社協事務所からの協業提案に賛同し、地域の生活支援者をサポートする「デジタルサポーター」向けの養成講座を企画し開催した。

背景として、コロナ禍、急速に進展するネット社会について行けないシニアが多数いる中で、地域のデジタルサポーターの役割は重要度を増しており、「孤立のない地域づくり」を目指し「スマホを使ったオンラインサポートを参加者同士で学び深めるための場」を提供したい、というもの。

【実績】
2021年7月~11月 計15回 延べ183名参加

【内容】
①デジタルサポーターとしての心構え
シニアへの接し方、アプリ「想いやりトーク」を使ってマスクをしていてもはっきり聞こえるように話す方法
②スマホの基本知識を再確認する
③LINEのオンラインビデオ通話のサポート体験をしよう
当会で実績のある初心者体験会用のテキストで講座を行った。基本機能でありながら日ごろ使ったことのない、スマホの便利さを再確認
④「初心者の困った」を解決しよう
実際にiPhone・Android・かんたんスマホ・らくらくホンと混在するスマホの機種、バージョンを確認。グループに分かれて互いのスマホの操作を体験。
⑤よりよいオンラインサポートをするには?
厚生労働省社会・援護局「障碍者に関するマーク」を紹介しつつ、シニアだけでなく障害者へのデジタル支援でバリアのない社会の実現に向けてディスカッションを行った

【参加者特徴】
すでに何らのボランティアで地域で活躍している民生委員・地域の役員・世話人の他、定年退職したばかりでボランティアをしてみたい方など、様々な参加者がデジタルサポータ―となるべく受講されました。

【講座終了後のアンケート】
スマホの基本機能をグループで習得することを通して、実施にサポーターとして活かすための気づきになったコメントを多数いただいた。

・デジタルサポーターになるには、スマホを使っていて不安がたくさんありましたが、参加して少し自信がつきました。
・基礎知識をほとんど持たず使っていました。今回初めてこんなに機能があり、利用できるものがたくさんあることを知りました。サポートで活かしていきたい。
・iPhone、Android機種の違いがあるためサポーターとしては大変だが、それぞれを触って試せる機会になったのが良かった。
・グループの皆さんとLINEでグループを作りビデオができて有意義であった。これは地域で活用できる。
・気になっていたLINEのセキュリティ設定を正しく理解できた。

今後の展開

地域の防災連絡やワクチン接種記録など、スマホはなくてはならない道具でありライフラインです。
NPO法人シニアSOHO世田谷では、シニア情報生活アドバイザー/スマホ・タブレットアドバイザーの資格を持ったプロ講師が、シニアの参加者に優しくお教えします。
世田谷区社会福祉協議会様との協業実績も多数あり、期待されています。
今後も、デジタルデバイドの解消を通して、地域住民の皆さまの生活の資の向上に貢献してまいります。
●一緒に活動しませんか?
ボランティアで何かお役立ちたい!と思っている方
●私たちがお役に立てることあります!
地域のデジタルデバイド解消に何とかしたい!と考えている地方行政の皆さま
●お仲間を集めてくれたら行きます!
スマホをもっと使いたい!と思うシニアの皆さま是非お気軽にお問い合わせください。メール:info22@seniorlive.jp

添付資料