「地域助け合い基金」助成先報告

 在日コリアン青年連合(KEY)

大阪府大阪市天王寺区 ウェブサイト
居場所見守り生活支援

助成額

200,000円2020/07/10

助成⾦の活⽤内容

鶴橋という地域性に根差した多文化共生社会を目指し、在日コリアンだけではない様々なマイノリティと地域住民の交流の場の提供し、とくに青年世代が安心して交流できる居場所づくりに貢献する。またコリアンブックカフェ「ちぇっちゃり」を通じて多様な青年が出会い、交流し、ともに学習することで、共生社会の一員としての自覚を育む。

活動報告

当団体は、在日コリアン青年の自助グループとして活動する傍ら、鶴橋にある事務所を「コリアンブックカフェちぇっちゃり」としてオープンし、広く地域市民の方にも開かれた居場所づくりを行っています。新型コロナウィルスの感染拡大により、昨年4月~5月の緊急事態宣言中は閉館して活動を休止せざるを得ず、それ以降も人数制限をしながら活動を行ってきたたため、イベントの会費や寄付を得る機会が激減しましたが、本助成金を頂けたことで家賃の補填に充てたり、オンラインイベントを行うためのインターネット設備を導入することが出来ました。その結果、年間計画として予定していたイベントをほぼすべて開催、とくに大きな成果としては、コリアタウンのオンラインフィールドワークや連続学習会を行い、遠方(東京、京都、韓国など)からの参加も獲得することが出来ました。また並行して事務所も感染症対策を行いながら開放することにつとめたので、オンラインだけでは確保しにくい、安心して話せる居場所づくりとしての機能も維持することが出来ました。具体的には、在日コリアンどうしのハングルカフェを対面で実施したり、また親子イベントを開催し、ハングルの童謡を歌ったり、子育ての悩みを共有する時間も持つことが出来ました。

今後の展開

コロナ禍でオンライン中心の活動では、どうしても会費や寄付を徴収しづらい状況が続きます。しかしながら、在日コリアンなどのマイノリティや青年が安心できる居場所のニーズは存在します。ブックカフェという実際に出会って語り合える場を維持していくために、少しでも多くの方にご関心とご支援を寄せていただければと思います。サポーターやスタッフも随時募集しています。

添付資料