「地域助け合い基金」助成先報告
市民団体「一般社団法人のびしろいっぱい」設立を目指す会
秋田県能代市助成額
150,000円(2020/08/14)助成⾦の活⽤内容
2日間、にしのあきひろ著「えんとつ町のプペル」の絵本展示バスを誘致する。本イベントでは、子ども たちや高齢者などに文字通り「光」を届けたいと考えている。絵本の世界観は安心感や温もりを与えてくれるため、子ども同士の絆、親子間の信頼関係、高齢者の生きがいを構築してくれる。 本イベントは、絵本展示バスである利点を活かし、病気などの何らかの理由で遠方や長時間の外出が難しい子どもたち、介護施設へ入所している高齢の方のもとへバスを移動できることから、総合病院や高齢者施設、またはその近郊でも実施をしたい。 新型コロナウイルス感染症の影響で県外移動や旅行控えも想定されることから、夏休み期間の親子参加型 イベントとしての機能も有することができる。
※詳細については記載スペース不足のため「別紙 助け合い活動詳細」をご参照ください。
活動報告
今夏、全国各地で様々なイベントが新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、中止人口51,643人、24,269世帯(いずれも令和2年7月末時点)の能代市も同様であった。本団体は、「アフターコロナ」ではなく、「ウィズコロナ」が当面継続されると考え、その中でも実施できるイベント。夏休みの楽しみが少なくなった子どもたちやその保護者。地域で暮らす様々な方へ「光」を届けたいと考え、お笑い芸人 にしのあきひろ氏著の絵本「えんとつ町のプペル」の移動式個展バスを能代市へ誘致し、能代市後援のもと、市役所駐車場にて開催した。
8月15日(土)は180組479名、8月16日(日)は192組461名と合計940名の方々を笑顔にすることができた。両日共に午後1時から10時までであったため、多くの親子・家族・単身での参加があり、コロナの影響の中でも、何かができるんだ。ということを認識いただけたと推察する。
また、両日ともに午前はアンオフィシャルイベントとしてJCHO(ジェイコー)秋田病院及び付属介護老人保健施設内で光る絵本を展示し、入院・入所・通所の方々や医療福祉従事者とそのご家族へ向けて開催することが出来た。
開催にあたって、ウイルス空間除去・アルコール消毒・検温・マスク着用を徹底することで、参加者たちは安心感を持つことができた。そのことから、コロナに対する恐怖ではなく予防の大切さを訴求できたのではなかろうか。
このことからも、当会員はもとより、本イベントに携わった方々、参加してくださった方々が「安心・安全をあらゆる面で継続的に提供し、当初の計画通りに行かない際も、即中止ではなく、どのような形であれば開催できるのか」を体現することができた。
今後の展開
2日間のイベントでは、940名の方が参加してくれました。今回は無料で乗車いただきましたが、誘致したバス代は150,000円です。単純計算すると、1人あたり約160円ということになります。1人が160円だけを持っていても、これだけのイベントは開催できませんが、趣旨に賛同する方が集まれば集まるほど、可能なことは広がっていきます。どうか、みなさんお一人お一人が、手を携えて行ってください。助け合って行ってください。それが出来ると信じ、本会は、多数のために。ではなく、たったひとりのために。を絶えず考え大々的にではなく個別最適に活動して参ります。