「地域助け合い基金」助成先報告

 団欒長屋プロジェクト

大阪府豊中市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援配食・会食その他

助成額

100,000円2020/07/22

助成⾦の活⽤内容

コロナの影響で今夏の開催が中止となった地元の納涼祭の代わりにミニ縁日を実施し、夏休みも半減してしまった近隣校区の小学生たちに夏の思い出を作ってもらう。同時開催として「団欒こども食堂」のテイクアウト(地元飲食店とのコラボ弁当)とフードパントリーも行なう。

活動報告

蛍池ハロウィンバル実行委員として第一回目から地域のイベント運営に携わり、昨年度からは蛍池納涼祭の実行委員としても地域のお祭りに関わることで、地元の飲食店や保育・教育関係機関との連携を図ってきたが、今年はコロナでこうした大きな地元の行事が中止となり、単独でのミニ縁日開催となった。しかしこれまで培ってきた諸団体との繋がりを活かし、ボランティアスタッフ20名を確保し、景品のジュースやお菓子、シールなどを企業や団体から提供していただき、チラシを店頭に貼っていただくことができた。今回横のつながりが強化できたことで、継続的にこども食堂のコラボ弁当への協力を依頼したり、災害時の互助的な関係性が整ってきたように思う。
入口で警備をお願いした蛍池ハロウィンバル実行委員長は、子どもたちから直接「今年はトリックオアトリート言えないの?」と聞かれたことで、これまでのやり方を変えた形で今年もハロウィンバルを開催することを決意された。
また、今回初めてボランティアに参加してくれた学生3名と社会人1名が、今後も関わっていきたいと言ってくれたので、新しく立ち上げる学習支援事業で継続的に勉強サポートや軽食作りをお手伝いいただけることになった。
そして初めて参加してくれた母娘で、ゲームを全て終えてももう一度やりたいと泣き続けていた子がいて、母親もなかなか帰ろうとしないので話を聞くと、ひとり親で困りごとを抱えていることがわかった。今後はこども食堂やひとり親支援のシンママランチ会などに誘ったり、シングルマザーのライングループに招待することで繋がりを作ることができたと思う。これから信頼関係を構築し、継続した支援を目指す。

今後の展開

今回のミニ縁日開催で、地元の方々との繋がりを強化することができました。イベントの時だけでなく、自然災害やコロナ禍でそれぞれができることを持ち寄り、主体的に支え合えるまちづくりを今後とも進めたいと思います。特に当団体の使命は「地域の子育て力をあげる」です。子どもを中心とした多世代交流の拠点として、様々な機関と連携し、子育てに関わるまちづくりを担っていけるよう、これからもご支援をお願いいたします。
今の子どもたちは地域の様々な大人と関わる機会があまりありません。親や先生、友だちとは違う、斜めの関係が必要です。職業も年齢も違う、多様な価値観を持ったロールモデルに出会い、ひとりの人間として交流することで、豊かな経験を積んでほしいと思います。そのためにも地域のみなさんのご協力が欠かせません。叱咤激励、見守っているよというサインを送り続けていただくことが、私たちにとって最大のエールです。みんなで一緒に子どもの育ちを見守っていきましょう。

添付資料