「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 コスファ COSFA

東京都世田谷区 ウェブサイト
居場所配食・会食その他

助成額

150,000円2020/08/04

助成⾦の活⽤内容

新型コロナ肺炎の市中感染が高くなりつつある段階でも、安心して利用できる拠点として地域にひらいていくには、より連絡を密にし、課題や対策を共有するなど管理体制の整備が必要(4 月 5 月はリモート会議もおこなった)。4 月から活動休止していた利用団体から、休止期間中参加メンバーに声掛けをしたが、交流や会食の機会がなくなり、高齢で閉じこもり特有の反応もあり、出来るだけ開催できる環境が欲しいとの声があった。こういった利用団体の声に応えるためにも、安心して利用できるような環境を整備し、継続的な運営を実現する。

活動報告

まちづくり活動支援拠点「COS下北沢」の運営費を補填することが出来た。
①このことは、地域住民の生活を支援する事業所の安定的な「働く場」の確保につながった。
②コロナ禍により確保が難しい「居場所」を非常事態宣言期間以外、継続的に開設した。
スペースの整備・点検・予防の注意喚起、利用者との連絡を丁寧に行い、信頼関係を培った。利用者は例年より少なかったが、長らく居場所として活用してきた高齢者団体からは、交流や会食の機会がなくなり、閉じこもり特有の反応もあり、開催できる環境が欲しいとの声があり、出来るだけ応えた(12月~3月は断念せざるを得ず大変残念)。
また、幼児・小学生のアトリエ教室は4月の休止以外、引き続き実施した。3密が回避できる少人数の利点を生かし、創造性をはぐくむ活動を継続的に実施したいという主宰者の活動を支援した。
前者については12月、一般財団法人世田谷トラストまちづくりの情報誌「地域共生のいえかわら版」15号※にコロナ禍での活動事例として掲載された。2月、社会福祉法人世田谷ボランティア協会情報誌「セボネ」※の表紙をアトリエ主宰者の作品が飾った。活動が縮小傾向の中で、利用者、行政、福祉団体との協力実現として大変うれしいことであった。

※印2点別途資料として送付いたしました。

今後の展開

2020年度は、多くの団体が利用をキャンセルしたり、イベントが取りやめになり、COS下北沢も収入が減少、次年度も状況に変化がみられそうにないのが課題である。また、ホームページ等の刷新をはじめ、日ごろから、活動内容の情報発信の不足を感じている。

貴財団から情報発信の機会を得たことで、①総菜宅配や一時預かり保育、作品の発表の場であるギャラリー、設計事務所など、地域ニーズに応える事業体の働く場として17年間継続運営してきたことの周知と、さらなる利用者増につながること。②特にカフェスペースを備えたレンタルスペースの新たな活用、『地域にあったらいいな』と思える居場所づくりにチャレンジしてみようという方々のお声かけを期待する。

添付資料