市民活動団体　ZUTTO-KOKO

助成額

助成⾦の活⽤内容

コロナの感染防止策を講じながら、３つのカフェを再開し、認知症の本人、家族、独居高齢者、地域住民、子育て世代、障がい者のための居場所づくりを継続していきたい。
対面型の他にオンラインも選択肢のひとつとして活用し、人々とのコミュニケーション、繋がりを絶やさないようにしていきたい。

活動報告

・緊急事態宣言下での外出自粛中、介護家族からは本人の認知症症状の進行が報告されたこと、また独居高齢者の筋力低下や鬱が懸念されたため、カフェ利用者の安否確認のため電話やメール、手紙作戦、個別訪問を実施した。利用者からはとても喜ばれた。
・カフェ再開後も参加者の人数制限があるため、オンラインを併用することで、地域の人や他区の人、世田谷区の他の認知症カフェ、世田谷区認知症在宅生活サポートセンターや地域包括支援センターらの参加も
促すことができた。
・コロナ禍でのスタッフ間の情報共有のための打ち合わせや会議にもオンラインを活用している。

今後の展開

・コロナ禍での1回目の緊急事態宣言下で、区民センターを会場としている認知症カフェは４か月間、自宅開催のケアラーズカフェとコミュニティカフェは2か月間活動休止を余儀なくされました。
その間、利用者や家族から認知症の症状の進行や筋力低下、鬱などの声が寄せられたため、１回目の緊急事態宣言解除後は感染防止策を施しながら３つのカフェを再開、継続しています。
世田谷区でも多くの「通いの場」が活動休止しているため、高齢者の筋力低下や鬱、認知機能の低下が報告されており、また要介護高齢者の増加も報告されています。今後この問題はさらに顕在化するものと懸念しています。高齢者のフレイル防止のためには人との交流が必要、そのためにも「場」を開き続けることが大切だと強く感じています。

添付資料