「地域助け合い基金」助成先報告

 味彩会

島根県出雲市
居場所見守り生活支援配食・会食その他

助成額

100,000円2020/08/06

助成⾦の活⽤内容

・家に閉じこもっている高齢の人たちを元気づけるために、月2回程度サロンを開催し、近隣の高齢者同士の親睦を図り、認知症予防や孤立防止に役立てる。
・保育園・幼稚園・小学校を訪問し、人形劇、紙芝居、入学卒業お祝い会等、子どもたちと一緒に食を作り、食への感謝の気持ちを養い、子供同士の親睦を図る。

活動報告

味彩会は、古布の素晴らしさを広めようと、古着等を利用した作品づくり、高齢者の親睦交流活動、ふれあいサロン活動等、福祉活動を柱としています。社会生活も急速に変化する中で、高齢者はいよいよ家に閉じこもり、孤立しがちになります。サロンへ参加し生き生きと手を動かし、雑談しながら楽しく作品づくりをすることによってみんな笑顔になります。しかし、参加するためには講師料、会場費、材料費等負担も大きく、躊躇される方もありましたが、このような助成金を活用させて頂いたために、参加者も増えて、大変感謝しています。
新型コロナ感染拡大により一時は中止も考えましたが、皆さんの要望が強く、検温、マスク、換気等に注意して間隔をとりながら活動しています。今後は、社会福祉協議会と連携を密に多くのみなさんに参加していただき、なるべく負担の軽減を図りたいと思います。
月1~2回の集まりが、楽しみの場所となっており、何よりも待ち遠しいと言われます。
このことは、健康寿命の保持、孤立防止等介護予防に大いにつながっていると思います。

今後の展開

味彩会は、毎年「小さな手しごと展」を開催し、今年は9回目を迎えます。毎回3日間400名以上の来場者があり、大変賑わっています。会員それぞれ長い間に培った特技(ちぎり絵講師、書道講師、洋裁講師、油絵、お花、お茶、パッチワーク等)を持っており、アイデアを出し合い、古布や古着を新感覚の洋服やバック、パッチワーク等感性を注ぎ取り組んでいます。シニアサロン燦々は味彩会が主体となり、年々会員が増えて現在22名となりました。人生100年時代となり、80代の会員もまだまだ頑張る、と生き生きとしています。最近ピアノを設置しましたので、歌声サークルを結成し介護予防に繋げたいと話し合っています。
味彩会会員のほとんどは、市の食のボランティアに所属、また、更生保護女性会の会員であり、子育て支援活動のボランティアには特に力を入れています。近くの保育園や幼稚園を訪問し、紙芝居や人形劇等で楽しみ、手づくりのコップ入れ等を贈ったりしています。今年はラジカセを購入し歌や踊りをしよう、と計画していましたが、コロナのために実現できませんでした。70代の会員がほとんですが、みんな生きがいとして楽しく活動しています。
今後は、より多くの方々に参加していただくために若い会員も募り、新陳代謝を図り、地域社会の福祉向上のために多少でも力になりたいと思っています。

添付資料