「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 子どもパートナーズHUGっこ

福岡県古賀市 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2020/08/19

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍により家庭での自粛生活を余儀なくされ、孤立した子育てを行っている保護者がその不安感や困り感を安心して個別に相談できる場を提供する。孤立した状況により虐待にも発展しかねない子育てを余儀なくされている母親もいることから早急な対応を行いたい。現在開催している子育て広場からのアウトリーチ、またこの助成事業から子育て広場や地域サロンに繋ぐ、など地域で支え合う関係も作る。相談時、子どもの見守りは子育てを応援したい地域の元気な高齢者で行う。
月1回の開催とはなるが、他事業との連携により地域で支え合うことへの窓口となり、コロナ収束後も地域でつながる中で気軽に相談できるシステムとして継続していきたいと考える。相談内容によっては当団体で行っているフードバンクとの連携による食糧支援にも繋ぐ。

活動報告

子育て相談事業「おひさまのこ」として行う。
予約制、30分ずつの対面相談とした。7回開催。参加者のべ26人。
相談内容によって、臨床心理士、言語聴覚士、保育士が対応。30分の相談の後、自由に遊べるスペースで状況によっては他の相談員と話せる場面も作った。また相談中、およびその後の時間も見守りスタッフがいるので、母親がゆっくりできる時間ともなった。
主な相談内容は以下のようなものとなる。
・年齢相応の発達であるか(言葉、体、コミュニケーション、理解など)
・基本的生活習慣について(食、睡眠、排せつなど)
・母親自身の心や体について(イライラする、ほっとする場がないなど)
・親子で行ける場がない(コロナ感染予防のため、場の減少)

相談を受ける中で、コロナ禍の中で人とのかかわりが分断され、子育ての些細な疑問や困りごとを知りたいけれど聞く人や場がない、ほかの人がどうしているのか知る機会がないという言葉が多かった。子どもと二人家にいて孤立感を感じてストレスとなっているケースも多く、人に会える場、子どもが自由に遊べる場として大きな役割を持てたと思う。相談を受けるスタッフも見守りスタッフも地域のつながりがある子育てのちょっと先輩であるため、話しやすい、聞きやすいという言葉が多く聞かれ、この場以外の地域の情報を渡すこともできた。見守りについては地域の高齢者の方々にも来ていただきたかったが、コロナ感染を心配される声もあり見合わせることとなった。予約については当団体の公式ラインにて行ったため、「気軽に予約が取れてよかった」という声が聞かれた。ほかにも子育て相談窓口はあるが、「こんなにちょっとしたことをわざわざ電話をして予約を取って聞くにはハードルが高い」と感じている方も多く、気軽な相談場所としての機能が果たせたと考える。社会福祉協議会からの訪問もあり、多様な方々の関心と見守りがあったと思う。

今後の展開

社会の都市化、人間関係の希薄化により子育ても孤立化が進み、見よう見まねで始まる子育ての伝承が途絶えつつある中、母親に任される子育ての負担感は大きく、コロナ禍によりますます拍車がかかっています。私たちの国では自分の子どもだけでなく他人の子どもにも愛情を注ぎまわりの大人たちが豊かにかかわって子どもを育んできた時代がありました。そしてそのかかわりは子どもの育ちに継続して存在していました。
今回の「地域助け合い基金」では気軽に子育てを相談できる場を作り、子育て支援活動をしているスタッフが見守りで入りました。どのメンバーも地域で生活し地域とつながって活動しており、このスタッフとのつながりによって参加者も地域情報を知り、地域の人や多様な資源につながられたと感じます。
私たち子どもパートナーズHUGっこはこのように地域とのつながりの中で多様な人と出会いながら子育てできることが、子どもにとっても親にとっても必要で大事なことであると考え活動しています。今後も地域の人とのかかわりの中で子どもの育ちや子育てが応援されるよう、地域の方々と子どもや子育てがつながる場を作っていきたいと思います。地域の方々にはぜひこの活動をご理解いただき、一人でも多くの子育て真っ最中の親子にかかわる機会を作っていただければ嬉しく思います。

添付資料