「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 ノーマカフェ

愛知県東郷町 ウェブサイト
居場所見守り生活支援

助成額

150,000円2020/08/26

助成⾦の活⽤内容

1人暮らしのお年寄り、病で療養中の方などのお住まいで、ちょっとした手助けが必要なときに、ご利用いただける生活援助サービスをワンコイン(30分)で提供する、地域に密着したステーションを立ち上げます。
サービスを受けて困り事を解決したいという需要と、空き時間を使って人の役に立つことで生きがいを持って生活をしたいという供給をマッチングして地域での助け合いの仕組み作りを行います。

活動報告

予定通り2020年9月より、東郷町イーストプラザいこまい館に事務所を開設し、ワンコイン(税込500円)での生活サポート「ささえ愛ステーション」を開設し、サービスの提供を始めることができました。
事業がスタートした9月には、25日の中日新聞が朝刊なごや東版にて「東郷でささえ愛ステーション始動」という記事を写真付きで大きく掲載していただけたことで、依頼やサポーターの問い合わせや登録も増えてサービスの提供体制も徐々に整ってきています。(記事データ添付)
また、東郷町北部・南部包括支援センターとの連携もできたことで、介護支援専門員から担当者の介護保険適応外支援サービスを紹介いただきサービスを提供することができました。
事業の継続性においても、買い物や掃除、ゴミ出しなどの生活支援で毎週定期的なサポートに入るお宅も増えてきたので、事業実績や売上も毎月増えてきています。(月別実績添付)
依頼者からは多くの方から「今まで大変だったことが、手軽に依頼できるようになり、このようなサービスがあって良かった。」という声が多く聞かれ、7割以上の方がリピータとなってサービスの依頼をいただいています。
地域包括支援センターからも、大きなクレームがない中で依頼実績が着実に増えてきたことで、「利用者さんの介護保険外サポートの委託体制ができたので有難い」と言っていただけるようになりました。
このような実績ができたことで、今年度 東郷町地域支え合い協議体が作成した「とうごうくらしのおうえんガイドブック」(PDF添付)本事業を掲載していただくことができたので、現在以上にサービスが必要な方に情報が届くようになると思います。
しかし、まだまだ認知度が足りず、目標としていた実績には届かなかったので、今後は本事業が地域の中でより浸透していくような展開を図りたいと考えています。

今後の展開

今回の事業を展開したことで、高齢者や体調不良などでの体力低下や身体の不自由な方にとって、健常者が普通にできることが、どれほど困難なのか?という現実が解りました。
しかし本事業の東郷町内での認知度はまだ高くはないため、情報が届かず不便な生活を送られている方が多く存在すると思われます。
また、ワンコインでのサービスでの事業展開は現在の依頼数では収益面では固定費を支払うのはやっという状況です。
さらには昨年度本事業を開始するきっかけとなった東郷町との協働事業も、コロナ禍の中で高齢者の自宅に一般人が訪問しサービスを提供する生活サポートは感染リスクが高いので本年度も不可能となりました。
このような状況を踏まえ本年度においては、今以上の他との連携による認知度の向上及び事業拡大はもちろん、生活サポート以外のサービスを加えることでの売上向上及び固定費の按分化による収益体制の強化を図りたいと考えています。
今後は社会福祉協議会やその他の助成の申請も視野にいれて、地域の生活困難者が安心して暮らし続けることができる地域社会の実現に向けて邁進していきます。

添付資料