「地域助け合い基金」助成先報告

 プロジェクト仔鹿

奈良県奈良市 ウェブサイト
居場所配食・会食

助成額

50,000円2020/08/24

助成⾦の活⽤内容

毎週第3金曜日の午後5時から8時の間、奈良市朱雀六丁目の奈良市平城東公民館において「地域ふれあい食堂」(こども食堂)を開催・運営し、地域の子供たちと高齢者にあたたかい食事を提供し、誰もが安心して集える居場所づくりを目指す。

活動報告

1.2019年に子ども食堂(地域ふれあい食堂仔鹿(以下「食堂」と記載)の運営を目的として、任意団体「プロジェクト仔鹿」を立ち上げて以来、定期的に会合を開き「食堂」の開設を目指してきた。
2.2020年2月からの新型コロナウィルスの蔓延により、開催場所である奈良市東公民館が感染防止のために飲食の提供が禁止となって、2021年度末まで「食堂」の開設が2年間にわたり出来なかった。
3.「食堂」の調理食材や調味料の無償提供を受けるために、奈良市の「フードバンク奈良」に団体登録。下記、料理教室の際に食品提供を受けた。
4.地域への「プロジェクト仔鹿」の広報活動や奈良市朱雀地区自治会員への募集チラシの配布・公報板への掲示等に協力を得るために、朱雀地区社会福祉協議会と朱雀地区自治会連合会へ協力を依頼。募集チラシ等に「社会福祉協議会協力」と記載出来ることとなった。
5.「食堂」開設後の調理・準備・片付け・子ども達の遊び相手等のボランティア人材確保と、レシピ・調理のシュミレーションを目的として2021年4月より若い主婦層を対象とした料理教室を月1回、計9回開催。参加者の中からあらたに6名が「プロジェクト仔鹿」のメンバーに加わった。
6.2022年5月より、奈良市朱雀地域ふれあい会館にて調理及び食事の提供が可能となり、5月7日にようやく「食堂」の開設にこぎつけた。以降、毎月1回第一土曜日17時~19時まで定期的に開催。「食堂」参加者募集のために、「プロジェクト仔鹿」のホームページを開設し予約受付。
7.参加者募集のチラシを作成し、朱雀地区自治会会員の自宅に全戸配布を実施。(約2,700戸)地元生協・公民館・ふれあい会館・地区掲示板等にもチラシ掲出。

今後の展開

我々の「地域ふれあい食堂仔鹿」は、子ども食堂として奈良市朱雀地域でははじめての試みであり、地域の反応はまだ未知数であるが、活動の対象者は子供たちに限定せず、今後ますます増えていく高齢者の居場所づくりと子どもと高齢者のふれあいの場としての役割を目指す。
今後、各種支援団体や社会福祉協議会・自治会・老人会等の地元の団体や行政の協力を得ながら地道でかつ息の長い活動を続けていきたい。

添付資料