「地域助け合い基金」助成先報告

社会福祉法人 高槻ライフケア協会 地域交流センターあすなろ

大阪府高槻市 ウェブサイト
居場所配食・会食

助成額

150,000円2020/09/14

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍の中で、一人暮らし高齢者の方々や高齢者世帯の方々は、外出を控え感染防止に配慮されているが、長期化により何日も誰とも話をされない方もおられ、ストレスが大きくなっている。3密を避け、対策を講じながら、そのような方々の居場所を再開していきたいと思っている。歌や食事は当面無理としても、認知症予防のコミュニケーションの場として、また一人暮らしの方々に、カフェや折り紙教室、太極拳などに参加して頂き、心豊かに生活して頂きたい。

活動報告

2019年度は喫茶、映画会、ランチの会。コンサート、太極拳、脳トレ教室、手話教室、カレンダー作り教室、各種セミナーなど延べ2200人の参加がありましたが、2020年度は「新型コロナウイルス」感染予防のため、社会福祉協議会から示された基準に従って活動を大きく自粛せざるを得なかった。
しかし、ほぼ1年間にわたり、自粛を行う中で、高齢者の方々の運動機能や認知機能が低下するなど深刻な状況が見られた。そこで、これまでの各種事業の中から、感染予防が図れる、三密を防げる等の条件が守れる事業を精査して行った。脳トレ教室、カレンダー作り教室のほか、免疫力を高めるため「ハーブを暮らしの中に」と題してミニ・セミナー3回の連続講座を行った。ハーブを使った小物つくりなど、手仕事をしながら静かにお話をすることで、「本当に心がほぐれました」「一人でいると話し方を忘れそうな気もちになってしんどかったのですが、とても楽しく明るい気分になりました」などの声をいただきました。
2021年度はコロナの感染状況によって、今までのような活動が再開できるかが検討していきたい。

今後の展開

新型コロナ感染症はまだ先行きがわからないが、ワクチン接種や薬の開発で少しづつ自粛から解放されていくと思うが、事業の在り方は全く同じようには再開することはできないのではないかと思っている。
新しい形で、地域の居場所づくりを模索する必要があると思う。しかし、これまでの事業を心待ちにされている多くの方々のためにも、地域の皆様のお知恵と、様々なプロぎラムへの積極的なご参加をお願いしたい。