「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 たわわハートねっと

宮崎県都農町
居場所見守り生活支援移動支援配食・会食

助成額

150,000円2020/09/14

助成⾦の活⽤内容

学用品や制服のリユースを通して、子ども・保護者と地域の方をつなげ、地域で子どもたちを支える活動を行う。コロナ禍で家計がひっ迫している家庭も多く、これまで以上に学用品や制服を譲ってほしいというニーズが高まっている。「ゆずってほしい」と「ゆずりたい」のマッチング、地域の集いの場や個人宅などで物品のやり取りを行うことで、新たな人とのつながりができる場を創出し子育て世帯の孤立を防ぐ。また物品の簡単な修繕を地域の方にして頂いて生きがいづくりへつなげることを行う。

活動報告

・HP(https://www.yuzuriha.tawaw810net.org/)を作成し、当法人のFacebookページなどを通して広く周知を行った。
・チラシを作成して、まずは町内に回覧板を通して各世帯に配布した。
・本活動の公式LINEを立ち上げて、お友だち登録をチラシ、Facebookで呼びかけた。現在の公式LINEのお友だち登録は16名。
公式LINEでは、HPへリンクできるようにするのはもちろん、現在の活動状況やゆずることができる物品やゆずってもらいたい物品などを随時お知らせしたりした。
また、物品のやり取りを登録した方と個別でやり取りを行ったことで、これまで事務局や受け渡し場所の方との新たなつながりのきっかけとなった。
公式LINEでは、本活動の内容だけでなく、当法人が行っている別の活動への周知や参加の呼びかけも行った。そのおかげで他の活動に参加してくださった方もいて、色々な機会を通じて新たな人とのつながりを持てることができた。また台風や出水期においては、災害への備えなども呼びかけを行った。
・当初は都農町内に2か所(事務局、都農ふれあいの居場所)の受け渡し場所があったが、新たに川南町に1か所受け渡し場所としてできることになり、本活動が町外に広がる大きな一歩となった。
・本活動は、ゆずってもらった方から寄附金を頂いて、運営費を除いた額を地域の子どもたちを支援する活動や団体に寄付するというしくみとなっている。
今回は、寄付金を町内の放課後児童デイサービスに寄付することができた。このデイサービスは、利用者が町外から来る方も多く、寄付を行うことで本活動を周知するきっかけになった。
・この1年間でマッチングできた物品数は13。ゆずる方からは、「捨てるのはもったいないから、誰かの役に立てて良かった。」ゆずってもらった方からは「買わなくて済んだ。」「時季外れで注文に時間がかかる上、高額だったので、ゆずってもらって助かった。」との声を頂いた。

今後の展開

昨今、SDGsが盛んに言われるようになる同時期に本活動を始めることができて、地域の方々も本活動をとても好意的にとらえており、活動の認知が拡がってきていると感じている。
今回、放課後児童デイサービスへ寄付を行ったが、その際の話の中で、学用品や制服だけでなく、障がいがある子どもが使う道具などもニーズがあることが分かった。
本活動を継続しながら、これからはこのような少ないニーズにも注目してそれにこたえられるように、活動を発展させていきたいと思う。

添付資料