「地域助け合い基金」助成先報告

 川口子育て応援フードパントリー安行

埼玉県川口市 ウェブサイト
居場所生活支援配食・会食

助成額

100,000円2020/09/15

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍で孤立してしまいがちなひとり親家庭へ、これまでの食品の支援だけでなく、生活支援の情報を提供する居場所を作りたいからである。
特に、利用者さんの声から、利用者同士の交流やコミュニケーションの場が欲しいと希望があり、今回この基金を通して「居場所の創出」に取り組みたいと考える。
利用者さんが悩みを相談したり勉強会をしたり、また地域の高齢者を招待し、こどもたちに趣味の折り紙や手品などを披露していただくなど、世代交流の居場所にする。これに伴い奇数月の食品配布に加え偶数月には月に2回交流会を開催する計画を新たに進めたいと考える。
そのため、本基金をコロナ感染防止に配慮した環境を整えることに活用し一人でも多くの人々の居場所と支援を展開したいと考える。

活動報告

フードパントリー活動の他に、多世代交流の居場所「つなぐば」をつくり、主にフードパントリー利用者のひとり親家庭に、勉強会と交流会を行いました。
勉強会では生活支援の情報を提供し、地域の主任児童委員を招いて悩み事相談会を開催。参加者からは「気軽に相談できる人、場所ができて心強い」「話を聞いてもらえるだけで落ち着く、定期的に開催してほしい」との感想をいただいた。
交流会では利用者さん同士のコミュニケーションとしてハンドメイド教室を、お子さま向けには工作教室やクリスマスカード作りを開催。
利用者さんの高校生のお子さまが、他の利用者さんの小さなお子さんの面倒をみてくれたり、お母様同士だけでなく子ども同士での交流ができたのがとても良かった。素敵な作品が仕上がり、みな満足気で笑顔が溢れる交流会になりました。
また、コロナ禍で子ども向けの行事が中止になってしまい寂しいとのご意見から、簡単なクリスマス会を、感染防止対策をしっかり行い開催することができました。
クリスマス会には、日頃からご協力いただいているNPO法人こどもの居場所づくりinかわく?ち様 から、サプライズでケーキの差し入れをくださったり、さいたま市のこども食堂様から手作りのチョコバナナの差し入れをくださったり、地域で子どもたちを支えてくださっていることに、利用者様さんも改めて感謝をされていました。
また、3月には卒業シーズンということでミニ遠足を行い、ちらほらと桜の咲くひろっぱでスタッフと子どもたちで元気に遊びました。

今後の展開

食品の支援だけでなく、生活支援の情報の提供や利用者さん同士のコミュケーションの場、さらには子どもたちにはいろいろな体験を通して学べる場として、今後は市内企業様への見学会やプレイパークを展開することを考えています。
そして、まだまだフードパントリー活動そのものが知られていない現実がありますので、さらに周知方法を他団体とも連携して考え進めたいと思っています。
子どもたちが安心して暮らせる、地域で支える活動を市民団体だけでなく、地域のみなさまと一緒に進めて行きたいと思っています。

添付資料