「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 まごの手

栃木県佐野市 ウェブサイト
居場所移動支援配食・会食

助成額

150,000円2020/10/01

助成⾦の活⽤内容

痒い所に手が届く、柔軟で迅速な支援を行いたいと、平成13年任意団体「まごの手会」を発足。高齢者や障がい者のための制度外の家事支援を始めました。そして、送迎サービスの継続のため、平成17年にお互いに助け合う思いを培い、安心して暮らせる地域社会づくりを目的にNPO法人を設立。人と人との「助け合い、支え合い」を大切に家事支援 送迎サービスを継続してきました。その2つの事業を行う中、日中一人で過ごしている高齢者や話し相手を求めている高齢者、また、自分にも何かできることがあるのでないかと居場所を求めている高齢者の方がいらっしゃることがわかりました。しばらくして、利用者のお一人が空き家を貸して下さることになり、平成23年まごの手の地域の居場所ふれあいハウス「たんとんとん」をスタートできました。 今、ここ数年の人材不足とコロナにより、家事支援の継続が難しくなっています。残りの2事業 送迎サービスと居場所事業は必要としている方々のために、何としても継続したいと願っています。

活動報告

まごの手の利用会員には 送迎サービス 付き添い 買物代行 掃除 等のいつもの支援が継続できました。リスクのある車での送迎(密室・密接)、病院内の付添は感染対策を取りつつ支援できたことはとても良かったです。
まごの手の居場所 ふれあいハウス「たんとんとん」は行政からの休業要請を受け、お休みをした期間がありましたが、感染対策を取りつつ 利用者、ボランティアにも協力をお願いし、誰ひとり感染者が出ませんでした。皆さんにとって生きがいの場であり、体も心も健康でいられる場でもある、ふれあいハウス「たんとんとん」を継続できたことはとても良かったです。

令和2年度の4月~6月のまごの手の運営の厳しさを乗り越えられたのは、さわやか福祉財団様の「地域助け合い基金」でした。資金面の安心をいただきまして、本当にありがとうございました。

今後の展開

コロナ禍において、人との接触を制限された一年でした。まごの手が関わるすべての人が、コロナの感染状況に一喜一憂し、活動すべきか、利用すべきか、自粛すべきかを迷い迷った一年でした。しかし、この地域社会は、まごの手の活動を不要とは捉えませんでした。利用の継続は、地域にとって送迎や付き添い、居場所の運営が必要な支援だったからです。コロナ感染対策を取りつつ、今後もできる限り、まごの手の活動を継続させていきます。
まごの手は、コロナだけでなく、活動者の高齢化や人手不足という重い課題と向きあっています。まごの手の活動を理解し、新規に団体を立ち上げたい方や、また地域の支え合いを行っている団体等交流やアドバイスができればいいと考えています。