「地域助け合い基金」助成先報告

 山田町 通いの場

大分県日田市
居場所見守りその他

助成額

149,000円2020/10/08

助成⾦の活⽤内容

自治会の公民館を活用し、健康で元気な生活を地域の中で送れる様に、健康づくりとして週1回体操を行い、介護予防への取り組みを行いながら、茶話会・レクリエーションも取り入れ、これらのふれあいの場を通じて、高齢者の地域での居場所づくり、他者との交流機会が増えることにより閉じこもり予防となる様、社会参加への取り組みを行う。運営については、第1層生活支援コーディネーター・包括支援センター・地域のケアセンターのスタッフの方の指導・助言・支援を頂きながら、参加者で話し合いを行い進めていく。参加費は月1回100円徴収し、茶話会・冷暖房費に当てる。
将来的には地域の子どもや若い親世代とも地域の居場所活用を考えており、高齢者との接点づくりから地域づくりにも広げて行きたいと考えている。この通いの場については自治会・老人会(山田町健やかクラブ)と連携を図りながら、持続的に継続できる活動として進めていく計画としており、地域の方々にも広く周知できる様に回覧等活用し周知啓発をして行く事としている。またサポートメンバーや参加者も徐々に増やして行ける様に自治会や老人会と連携して活動を進めていきたい。

活動報告

町内の高齢者の数名の方より定期的に集まる場所があったら通いたいとの声があり、自治会・老人クラブと協議を行い、助成金を受けて、"集まって体操やおしゃべりをしませんか?"と町内の方々に呼びかけ、自治会単位の公民館で"山田町通いの場"を開催する運びとなりました。
11月より生活支援コーディネーター・包括支援センター・民間病院のコミュニティケアーセンターの支援を受け、5回の"山田町通いの場"を開催しました。平均14名の高齢者が参加しています。
理学療法士・作業療法士・介護福祉士・看護師の指導のもと、椅子を使っての元気アップ体操は毎回実施し、他体力測定・理学療法士・作業療法士による日常生活上のアドバイス・脳トレゲーム・看護師によるコロナ禍におけるフレイル予防の講話をうけ、またレクリエーション協会の講師を招き、歌を使ってのレクリェーション・ゲームを行い、茶話会も実施する事が出来ました。
費用は月に一度100円を徴収し、茶話会の茶菓子代・冷暖房費に当てています。
足腰等に支障のある高齢者にとって椅子をつかっての体操は喜ばれました。また、全国的にコロナ感染症が拡大している中、感染症予防に留意しながら実施していますが、消毒物品を備えることができ、安心して開催出来ています。
コロナ禍の中、会合などが減り、久しぶりに会った参加者からは「元気だった?」と喜びの声が聞かれました。体力測定では「片足立ちが出来なかった。また散歩を始めようと思う。」「現在の自分の体力の状態がわかり、目標ができる。」「体操をすると、調子がいいようだ。」との声がありました。時折笑いも起こり楽しく体操やレクリエーションを行っています。
朝日地区(6自治会を1つの単位とした地区)においても各町内での体操教室の開催が広まる中、朝日地区の公民館の館長より地区内の文化活動の講師の方々がいることをお聞きし、その方々にも講師を依頼し自治会同士の交流が出来ればと考えます。

今後の展開

今年の1月より県より、派遣される運動指導士の指導を受けて、コロナ感染症予防対策に努めながら、介護予防教室を兼ねた"山田町通いの場"を週1回開催します。
今後は生活支援コーディネーター・包括支援センター・民間病院のコミュニティケアーセンターのスタッフの方々・地区の公民館の方々・市の保健師・栄養士・レクリエーション協会・地域の方々の支援・協力を受け、体操を行いながら、健康づくり対策にも取り組み、レクリエーション(脳トレ・演奏会・読み聞かせ・絵手紙・ゲームなど)を取り入れ、子ども会との交流等世代間交流も考えています。
起ちあがったばかりですが、サポートメンバーや参加者も徐々に増やしながら、自治会・老人クラブ・子ども会など地域の方々・参加者の意見を聞き、他世代とのイベントの企画も考えながら元気で楽しく長く集まれる"通いの場"をみんなで作っていけたらと考えます。

添付資料