「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 レイパス

大阪府松原市 ウェブサイト
居場所見守りその他

助成額

140,000円2020/11/17

助成⾦の活⽤内容

【目的】
不登校・苦登校の児童・生徒を対象に、フリースクール運営を通じて学習支援を実施したい。
【活動内容】
不登校・苦登校に悩む児童・生徒が、不安を抱えることなくまっすぐ学べる場として、フリースクールを開校します。
不登校の原因については様々な議論がありますが、我々は、決して親や学校の先生、ましてや子ども本人に問題があるとは考えません。50年以上も前から変わらず運用されている学校教育の仕組みが、その子に合わなかっただけです。我々は、学校教育が合わない子どもに対して、生きる力をつけるための場を提供します。そして、フリースクールには地域の大人の協力が不可欠です。ボランティアとして地域の支援をいただきながら、運営します。
フリースクールの内容としては、ボードゲームや体を使った遊びを行える居場所としてはもちろん、本人の希望に応じて学校の勉強サポートやプログラミング指導なども実施します。

活動報告

大阪府松原市に、フリースクールを開校することができました。
11月から1名、12月からさらに2名の不登校の小・中学生に対して、継続的に支援を行うことができています。教室に登校する頻度は人によって違いますが、毎日登校する生徒もおり、勉強と遊び両方に真剣に取り組んでいます。保護者の方からは、是非継続してほしいとのお言葉をいただいております。
民間のフリースクールとしては松原市で最初となるため、市役所やスクールソーシャルワーカーの方にもレイパスの動向を気にかけていただいております。地域での不登校支援のため、連携をとりながら活動をしております。

今後の展開

これまで不登校の子どもへの対応は、学校や教育委員会にほとんど一任されてきました。ただ、2016年の教育機会確保法で学校外での多様で適切な学習活動の重要性が確認されて以来、少しずつではありますが、フリースクールなど学校外の学びの場の活動が広がってきています。18万人以上いるとされる不登校の子どものために、支援を継続できるよう、地域をはじめ様々なつながりをつくっていきます。