「地域助け合い基金」助成先報告

 編んでるシアター館

埼玉県さいたま市見沼区 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2020/11/30

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍の今、たくさんの人を集めての読み聞かせができない現状と、家にこもりがちな有能な高齢の方をこのままうつうつとうもれさせたくないと思い、福島での移住生活の中でも実践してきたことだが、「絵本の読み聞かせ」を子や孫に実践してきた皆さんに参加してもらうべく“街角で「絵本を読んでるおばさん隊」”を呼びかけていく。
まずはこれまで読んであげるばかりだった方々に読んでもらう心地良さを体験してもらいたいと、区役所や書店でのコーナーをお借りして「この絵本読んで!」ほっこり亭を12月から開催することにし、対面での大人の読み聞かせを行い、その方々が地域のカフェなどで自力で行動することを応援する。

活動報告

対面式の大人への絵本の読み語りを区役所や、書店で進めてきました。
コロナの度重なる緊急措置に声だかに参加を呼び掛けることができない中、年齢的に文化的な余裕のなかった時代を過ごした現老年期の方々には本当に喜んでいただきました。お子さま連れの若いお母さんも、自分に向けて読んでもらうことの温かさに感動されていました。これからのご自身の読み聞かせにも生かされると思います。
この反響にさいたま市や見沼区の広報誌、読売新聞に掲載され、包括支援センターの配慮でたくさんの方の参加を見、その中でこの活動に積極的にかかわりたいという、経験豊かな萱方に出会いました。
そうした中で絵本、読んでるシアター、音楽とのコラボで高齢者施設訪問しようと<読んでる!編んでる!奏でる!!>「絵本読んでるおばさん隊」が動き出しました。施設訪問が解除されるのはまだ時間がかかりそうで、当面は編んでるシアター館内での「ほっこり亭」を開催し、近隣の高齢者におしゃべりの場ではなく絵本や昔話の読み語りを中心の集いを定着させ、こういった場所が市内、区内随所に誕生できるよう願っています。

今後の展開

あそこに何曜日の何時に行けば対面で絵本を読んでくれる!
書店が少なくなりました。図書館、しまむら、スーパー等々で机一つのコーナーを、子どもではなく大人の絵本の読み語りのための場所にしていただけないでしょうか。
おばさん隊には、もちろんおじさん隊でもかまいません、組織も、特別な訓練もなく、読みたい人が自分でコーナーを探して交渉して工夫して進める自己責任です。
「この絵本読んで!」とおすきな絵本をお持ちいただいても、読み手の選んだ絵本でも、ホンの10分ほどの思いがけない素敵な時間が街のあちこちにうまれたら!
まずは私たちが始めました、「ええ、絵本読んでれるあれね」と当たり前の活動になれたら、素敵です!!