「地域助け合い基金」助成先報告

 上江洲自治会(い~じお助け隊)

沖縄県うるま市
居場所見守り

助成額

143,000円2020/11/27

助成⾦の活⽤内容

コロナウイルスの影響で公民館活動が実施できない状況の今だからこそ、区民の困りごとに焦点を向け、解決に力を入れ、コミュニケーション強化と更に住みやすい町づくりを目指します。
本来、定期的に高齢者家族の元を訪れ、困りごとや力仕事を手助けしていた家族がコロナウイルスの影響で帰省できず、家族もご本人も不安が続く中、不安解消解決策として区民は区民で守る考えとして、お助け隊(い~じお助け隊)チームを結成し、活動を通して区民の困りごと等を本格的に手助けしていきます。
今までボランティア活動として正式な団体を結成していなかったため、希望者が遠慮して声を上げにくい環境であった可能性を考慮し、「お助け隊」を結成し相談・協力を多くの人が要望しやすいように、見える形の組織作り上げに取り組みます。
また対象者(高齢者/体の不自由な方/独居)以外にも、区民全般の困りごと等にスピーディーに対処できる「お助け隊&見守り隊」の要素を含んだ体制を整えたいと考えています。

活動報告

目に見える活動の状況実績は地域の美化活動でした。
その美化活動を一緒に作業することでユンタクしながら世代の垣根を超えるコミュニケーションづくりができ、仲間を増やすことができました。

①Aさんは、普段散歩途中に上江洲ハンタ公園に立ち寄り景色を楽しんでいましたが、私達が作業をしている姿を見つけ「私も草刈り作業に是非参加させて欲しい」と声をかけて下さり、今では「い~じお助け隊」のメンバーとなりました。

②建築業者のB社さんは、我々の活動のお手伝いとして仕事の合間に社員の方が、地域の草刈り作業をして下さっています。
また、地域の伝達手段である立て看板の制作などもして下さり、地域の活動にご協力下さり、地域及び「い~じお助け隊」を支えて下さっています。

見守り活動においては、独老・高齢者宅などへ救急車が来た時などに、区長及び民生委員へも地域の方から連絡が入り、身内の方へスムーズに連絡を取る事ができた事例もあります。
これも普段から地域の活動を通して地域の連携及び助け合いに繋がっている証に感じます。

新たな取り組みとして、混乱を招いたコロナワクチン接種申し込みの手続きを公民館にて手助けを行うなど、お年寄り・困っている方への取り組みを強化しました。

今後の展開

地域の人と人のつながりが薄れていく…、ゆいま~るがたくさんあったのに…。
更に高齢化が加速していき、助け合いがより一層必要になる状況の中、自分に何ができるだろう…と考えた時、地域への恩返しとして同じ志を持った仲間が集まり始まったのが「い~じお助け隊」である。

始まりは…
台風時にスクールの遊具が強風で飛ばされ近隣の住宅の塀にからまり危険な状態であった。
その際に自然と近隣の方やスクールの方が協力し危険を回避できた。
強風で倒れた木が道路をふさいだ時、危険を察知し、人から人へと連絡が行き渡り、撤去に必要な人数が瞬時に集まり、迅速に撤去が出来た。
この様な経緯があり「お助け隊」の重要性を感じ結成に向け取り組んだ。
「出来る人」が「出来る時」に無理なく続ける事が大事である。

今後も住み良い地域・深い絆で結ばれた地域として活動を続けていく。

添付資料