「地域助け合い基金」助成先報告

 日本のまんなかいなべ山女子フェスタ実行委員会

三重県桑名市 ウェブサイト
居場所その他

助成額

150,000円2020/12/07

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍における昨今の社会情勢を鑑みて、委員会では、密接を伴う環境(宿泊)を避けるため、対面を伴わない新たな情報発信(ホームページ・SNS・紙媒体)に取り組むことを決定しました。この取り組みの「広報素材収集事業」に本助成金を使用します。
この事業では、竜ヶ岳や藤原岳のようなメジャーな山ではなく、狗留尊岳、鳥帽子岳などの一般的に地味と呼ばれる複数の山を「シブ山」としてブランディングできる広報素材(写真・イラスト)を収集します。これらの山々は、地元では健康増進やコミュニティ強化の場として地域のつながりを生み出す貴重な資源です。しかし、訴求力のある広報素材がなく、ごく近隣の地元住民以外には、その役割が充分に伝わっていません。普段目が向けられていないシブ山の役割や価値を再発掘し、地域内外の人がいなべの山に親しむ機会を創出することが、本事業の目的です。感染状況がある程度落ち着いた後は、3密を避けやすいシブ山での登山やアウトドア活動、環境保全活動への参加を促し、地域の共助精神醸成や地域活性化の意識を高めることを目指します。

活動報告

コロナ禍における昨今の社会情勢を鑑みて、本事業では密接を避け、対面を伴わない新たな情報発信(ホームページ・SNS・紙媒体)に取り組む為の広報素材収集への取り組みを実施することができました。
この事業では、注目を浴びていなかった一般的に地味と呼ばれる複数の山を「渋山」としてブランディングする為の広報素材収集をしました。無名の山の魅力を発掘、発信することにより、山岳地帯での登山者の分散から密を避けながら、地域以外の方がいなべの山に親しみを持ってもらい、コミュニティ強化の場として地元との繋がりを生み出すことができました。
また、この事業から「いなべの渋山」冊子を制作し、市内や都市部にわたり広く配布することができました。
山岳会や都市部のアウトドアショップにも設置をしてもらい、手に取った人からは「こんな山があったのか」、「是非行ってきます」との声を頂きました。地元でしか知られていなかった山の価値を伝えることができ、更なるいなべの山やアウトドアのPRや活動の定着化が図れ、交流人口の拡大に繋がっています。

今後の展開

いなべ市は鈴鹿山脈の北部に位置し、山と自然に恵まれた地域であり、本会は登山やキャンプを通じてその良さを広めたいと活動しています。
市外の方に対してはイベントや情報発信をし、いなべに足を運んでもらい、交流人口の拡大から市の活性化を図ります。
市内の方へは地域の自然の良さを正しく認識してもらいたいと思いますが、イベントへの参加は多くはありません。これは市外への誘致に重きを置いているからです。そこで冊子の発行から地域の方へ向けたメッセージを盛り込み、地元の良さを再認識していただけると考えています。今後、冊子を活用した活動も行い、地域コミュニティの形成に努め、いなべの山や自然と人を繋いでいきたいと思います。

添付資料