「地域助け合い基金」助成先報告

 お互いさまサロン「育茶ロン」

東京都武蔵村山市
居場所見守り生活支援配食・会食その他

助成額

150,000円2020/12/07

助成⾦の活⽤内容

地域住民の交流の場として、個人宅2階を開放し常設の居場所を始める予定です。コロナ禍において地域での人と人の繋がりがますます薄れていく中で、孤立や孤独を感じている人や、高齢者、障害者、外国籍の人、認知症の人、子ども等地域の誰もが自由に集える居場所です。「育茶ロン」を通じて、地域住民のだれもが地域を支える役割を担い、人が集い繋がる事により、地域が暖かく育まれ、困っている人や認知症の人にもさりげなく声を掛け合える優しい地域・お互いさまに支え合える地域づくりに活用します。

活動報告

2021年育茶ロンの準備段階にてコロナ禍となり、ストップしていた住み開きが近隣からの理解も得て、2023年4月より始動しました。

初年度は年6回イベントとして、料理講座、手芸講座、健康麻雀講座、DIY講座を計画しました。
内容は近隣にお住いの方が自身の得意な分野で講師となっていただき、最大6名の参加者へ講座を開きました。
住民が講師となるのは活動への興味もより深まり、また参加者からも自分ならこれができそうと新たな活動に繋がっていくことにもなるのではないでしょうか。
料理教室では、季節の旬のものをデモンストレーションで料理を作り、試食するという流れで行いました。
またレシピを用意したことで、こんな味付けだったんだね…と話しの広がる場面もありました。
男性の参加者が少ないと、地域で活動していると感じますが、健康麻雀教室では男性の参加者もあり、今後の活動としても、男性が参加したいと思えるイベント等考えていきたいと思います

今回、助成金を活用できた事は活動に弾みがつき、活動できる範囲が広がります。
物品、材料の購入をできたことで、スムーズに教室が開催でき、人が繋がる第一歩目ができました。
どの会にも言えることですが、人が集まり、顔を見て、笑いながら話し、一緒の時間を共有するということは楽しく、とても大切なことだと思いました。
コロナ禍では人と顔を合わせることに制限がされていたので、このような機会が望まれていたんだと感じました。

育茶ロンとしてイベントを開催していない日でも、書道教室、健康麻雀、会議など個人での集まりの場としても徐々に広がって利用されています。

今後の展開

助成金をいただき開設することができた育茶ロン。
これからも地域の皆さんへ周知を続け、多くの人に受け入れてもらえるようにしていきたいです。
また、高齢者にこだわらず、多世代で繋がっていけるようになりたいです。
その為にも、生活支援コーディネーターとの連携をしていきたいです。
皆で繋がることが、生活に不安があっても乗り越えていけるのではないかと今回のコロナ禍を経験し感じました。

添付資料