「地域助け合い基金」助成先報告

 赤塚東山ふれあいネットワーク

茨城県つくば市
見守り生活支援移動支援

助成額

150,000円2020/12/28

助成⾦の活⽤内容

新興住宅地なので、近隣同士の付き合いがほとんどない地域です。これまで幾度となく「住みやすい自治会」にしたいという居場所探しの声は上がっていたので、立ち上がったのですが、資金の当てがなく、細々と運営していました。
今回、この基金の情報を得たので、積極的に地域の人たちに関わりを持って運営できればと、応募した次第です。

今回の計画では、誰でも安心して気軽に立ち寄れる居場所を定着させたいと思っています。特に、談笑する機会が少ない高齢者が、ぶらりと気楽に立ち寄れる居場所であり、ママ友の交流の場になるようにしたいと思っています。
高齢者に対しては、買い物の送迎、屋内作業(排水口修理、電気修理等)、屋外作業(草刈り、伐採等)を充実させたいと思います。自治会に対しては、道路の雑草整備、空家の庭の整備を進めたいと思っています。

活動報告

【地域の居場所作り】
地域住民が誰でも参加できるカフェを自治会館に開きました。ネスカフェのコーヒーマシンを購入し、8種類(レギュラーコーヒー、カフェオレ、カプチーノ、キャラメル・マキアート、チョコチーノ、ミルクティ、抹茶ラテ、濃い抹茶)のコーヒーを用意し、2月7日にオープニング・セレモニーをし、その後、週2回(月・水曜日)、10~12時にカフェを開いています。6人の女性が世話役をやってくれています。コロナ禍で8月・9月、茨城県は緊急事態宣言が出たので中止しました。9ヵ月間で595人が利用しました。それまで自治会館を利用する人は年間100数人だったのを考えると大成功です。カフェでの談笑で、自治会内の状況を共有できています。高齢者の情報を入手し、状況によってはコーディネーターや地域包括支援センターと相談し介護保険サービスを紹介したり、見守りを強化したりしています。
【防犯・交通安全のための屋外作業】
地域の防犯・交通安全のため、交差点の角の空地の雑草が伸びて、車の運転に支障をきたしていました。市の条例では年2回所有者が草刈りすることになっています。しかし、2回では間に合わないし、草刈りを実施する所有者ばかりではないので、市の許可を得て会員9人で草刈りをしました。住民からは感謝の声をいくつかもらいました。これを機会に、今後は自治会の作業にすることになりました。いいきっかけができました。
【高齢者健康維持のための活動】
自治会館で卓球を週2回行うことにしました。毎回5~10人が集まり談笑しながら汗を流しています。今では2台の卓球台で初心者とベテランに別れて行っています。また、年末に、コロナが落ち着いたので、ビンゴ大会をネットワーク主催で行ない、80人が集まり盛況でした。コーディネーターも参加されました。

今後の展開

住み易い地域にしたくてこの団体を立ち上げました。近所の人が顔を合わすと挨拶、談笑する姿が自治会内で見られるようになりました。会員の皆さんが楽しめることをこれからもやって行こうと思っています。
「〇〇をしたい」との声が上がればそれを立上げ、みんなで盛り上げていきたいと思っています。
今は、テニス、手芸、健康マージャン、将棋をスタートしています。今後は、音読会、ママさんクラブ(小学校に上がる前の子供を持っているママさんを対象にしたクラブ)を考えています。
また、高齢者が困っていることを手助けできるように「手助けチーム」も立ち上げています。今は、病院への送迎、庭木の剪定をやっています。
今回、カフェを立ち上げたことで、活気のある自治会になりつつあります。
「地域たすけあい基金」のおかげと感謝しております。
なお、今年(2022年)2月には、社会福祉協議会主催のイベント「地域絆づくり」で発表させてもらう予定です。

添付資料