「地域助け合い基金」助成先報告

 ふかわ子ども食堂

広島県広島市安佐北区
居場所生活支援配食・会食

助成額

79,000円2021/01/22

助成⾦の活⽤内容

今までの月に1回、日曜開催での参加家族に食品の無料提供・食事提供・子どもたちへの遊びの提供に加えて、平日開催を増やし、子どもたちだけの子ども食堂を新たに開催します。
このコロナウイルス感染症によって、子どもたちの行動も制限されているように思います。そのため、子どもたちの居場所が必要だと考えます。また近年、子どものいじめ、登校拒否が社会問題になっています。コロナウイルスによって加速しているようにも見えます。その根底にあるのは自己肯定感の欠如ではないかと思います。
単なる子どもたちの居場所づくりではなく、子どもたちが自分自身を大好きと思える心。そのために子どもたちが自ら考え、自ら行動することが自由に出来る場所を作りたいと考えています。子どもたちのありのままの姿を認め、子どもたちに寄り添っていくことで子どもたちが本来持っている良さを引き出す活動をしていく予定です。
学習指導も行い、その他子どもたちの希望によりますが、お菓子作り、様々な遊びの展開を考えています。
この趣旨に賛同いただける地域の方、または子どもたちの活動を手伝うための知識や経験、技術を持っている方たちを積極的にボランティアスタッフとして採用させていただき、子どもたちの活動を展開していく予定です。

活動報告

助成金によって、新たな活動に取り組むことが出来ました。それは平日に開催する子ども食堂です。既存の日曜開催の場所は会社の作業所だったので平日に使用することが難しく別の場所を借りるための資金が必要でした。もちろん助成金は既存の場所の光熱費にも充てることが出来ました。

平日の子ども食堂は、日曜開催のものと趣旨が異なっていて、子どもさんのみの参加です。子どもさんのありのままを認め、子どもさんの自主的な活動を支援するもの。子どもさんがクッキングがしたいということで、助成金で購入した調理器具やホットプレートが大活躍しました。この平日子ども食堂について参加者さんの保護者の方から、大変喜んでいただき、子どもさんの癒しの場所になっています、と言っていただいたり、学校より子ども食堂のほうが好き、一番好きな場所、と言ってくださる子どもさんもおられます。家でもなく、学校でもなく、習い事とも違う、子どもさんの居場所としてこれからも続けていきたい活動です。

子ども食堂の活動をSNSにのせていたら、うちから近所の大学の教授様より連絡があり、大学生をお手伝いに行かせたいと、卒業研究として行いたいという申し出があり、今栄養学科の生徒さんが3名ボランティアスタッフさんとして来てくださっています。

地域の方の支援もいただき、お餅つきを開催しました。地域の方が餅つき機など、お餅つきに必要な機材をすべて貸して下さり、当日のお手伝いも賜り開催しました。ヨモギも摘んで下さりヨモギ餅も作り、参加者の方は自分のお餅を丸めて出来立てのお餅を食べ、大変喜んでいただきました。

日曜の参加は、家族の方が主です。家族での時間を楽しく過ごしていただくために、卓球、バトミントン、シャボン玉、製作、最近は、場所を提要してくださっている方よりの提供で竹馬、一輪車もご用意しています。これらを使い、家族で遊ばれている姿が見られています。

今後の展開

日曜の子ども食堂では、家族で過ごす時間を持つきっかけになったらいいなと思います。食事をしながらゆったりと家族の会話もはずむといいなと思います。

平日の子ども食堂では、放課後の活動の提供が主ですが、今後は夕食の提供も出来たらいいなと思います。平日は保護者の方もお忙しくされてると思いますから、少しゆったりと親子で会話しながら夕食を食べる時間を共有出来たら良いなと思います。食事を共にするということで絆が深まると思います。放課後友達同士で夕食を共にするというのも良いと思います。

もし可能であれば、今は使用していない空き家などを購入して、平日開催の回数をもっと増やしたり、平日の午前の開催をして、未就園の子どもさん親子の方の居場所つくりにもしたいです。(今、公民館の0歳児さん親子のオープンスペースのボランティアスタッフとしても月に一回活動しています。)

地域の皆様、年齢問わずホッとできる居場所でありたいと思います。現在は、親子参加がメインの子ども食堂ですが、社協さんとも連携して、シニアの方、一人暮らしの方など様々な方にご利用いただけるようになったら良いなと思います。

添付資料