「地域助け合い基金」助成先報告

 ゆいまーるの会

沖縄県那覇市
居場所生活支援配食・会食

助成額

150,000円2021/01/20

助成⾦の活⽤内容

毎日お椀一杯の食品が捨てられている反面、コロナ禍で生活に困っている世帯や貧困世帯のある事を知り、お互いを結びつける事で困っている人の支援をする事を目的にしています。沖縄県共同募金会様や企業からの食品の支援があり活動を続ける事ができています。
活動拠点を公園に移した事で、高齢者やホームレス、障がい者、困窮世帯等その場にいる人達の会話が生まれ、憩の場となり、那覇市のふれあい・いきいきサロンとしての認定を受ける事になりました。
また、子ども寄添支援員さんとの連携で生活困窮世帯への食料品の配達提供もしています。
ゆいまーる(相互扶助、助け合い)の活動が、継続していける事で知らない人同士が交流する事ができ、コロナ禍で孤独な方が減り、誰一人取り残さないように、食料品を受け取る事で喜びが増え生活にメリハリがでてくると信じています。
ですが、食料品の購入に経費がかかります。憩の場として継続していく為の食料品購入資金として活用したいと思います。

活動報告

私達ゆいまーるの会は、子どもがいる生活困窮世帯への食料品の配達提供をしていますが、受け取る皆さんから感謝の言葉を頂いて胸が熱くなります。
私の姿が見えなくなるまで頭を何度も下げている方もいます。「毎月お願いできますか」の質問もあり、予算の関係で返事に困る事もありますが、今回は必要としている世帯へ全て支援する事ができました。
那覇市牧志公園内にて、毎週火曜日と金曜日の朝9時30分~10時30分まで、コロナ禍で困っている人(20代~90代)への支援として、食料品の無料配布の活動をしています。ボランティアは主に7人(4人は生活困窮者)ですが、4人はシニアで構成されたメンバーで頑張っています。
今年に入って、1回の利用者が100人近くにまで増えましたが、スタッフはコロナに気を付けるために、コロナ対策をしっかりしながら対応しています。
助成を受け、食料品の不足も無く続ける事ができました。皆さんから大変感謝の言葉を頂いています。
普段は静かな公園ですが、活動日は、早い人は7時から公園に来て、知らない方同士がお喋りをしたり、「サロン」として楽しみに順番を待っています。
誰一人取り残さないように、来た方は、誰でも受け入れる事を心がけています。
生活の中での困り事はないか、生活保護が必要でないかを常に確認したり、相談窓口の書かれたリーフレットを渡したりして、生活保護の受給につながった方もいます。
那覇市社会福祉協議会や那覇市活動支援センターさん、地域包括支援センターさん、那覇市福祉課や那覇市就職・生活支援パーソナルサポートセンターさん、子ども未来ランチサポートさんなどと連携をする事で、横の繋がりもできました。

今後の展開

ゆいまーるの会は、コロナ禍で困っている人々への支援として、又自粛で、孤立からくる孤独とならないように、子どもから大人まで元気になってもらう目的を持って、食品ロスの改善と生活困窮世帯への支援を地域で助け合う事を目的に発足しました。
●牧志公園
毎月、月初めには、新聞(レキオ)に「フードドライブの集い」の案内を載せています。
見て頂いた方は、公園に朝届けてくれます。ですが食料品を、受け取る方が増え、まだまだ食料品が足りない状態です。
現在は、20代~90代の100名以上(高齢者、障がい者、ホームレス、生活困窮者)の方が来ています。
3月の利用者は634名でした。那覇市以外からも来ています。
●子ども支援
毎月の支援を希望する方が多いのですが、活動資金不足のため、思うように届ける事ができていない時もあります。食べる事で不安から解放できる事もあり、不安からくる自殺や虐待も減らせると思います。
充分な支援ができるよう、地域の皆さまのご支援をお願いいたします。
●ゆいまーるの会は、主に助成金にて活動していますが、日々不安です。
「食べる事は生きる事」できる限りの努力を続けて、困っている方々への支援を続けたいと思います。

添付資料