「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 つどいの会

埼玉県加須市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援

助成額

150,000円2021/02/03

助成⾦の活⽤内容

<加須市 騎西子育て応援フードパントリー開催概要>
初回配布日:2021年3月19日(金)17時~19時
受取場所:加須市役所騎西総合支所 騎西コミュニティセンター
対象者:加須市内ひとり親家庭(事前登録制:条件あり)
主催団体:NPO法人つどいの会
協力: 埼玉県・埼玉県社会福祉協議会・加須市子育て支援課
セカンドハーベストジャパン(フードバンク)、NPO埼玉フードパントリーネットワーク
申込期間:3月開催分(2021.2.1~2.28)
申込方法:
①こども食堂応援隊ホームページ
②メール・郵送
※上記は初回配布日。今後の開催は毎奇数月第3金曜日17時~19時(年全6回)。

活動報告

NPO法人つどいの会では、これまで加須市騎西地域内だけでの事業(青パト防犯パトロール、よさこいソーラン事業)がほとんどだったが、今回のフードパントリー事業では、立ち上げから準備、開催に至るまで、行政や埼玉県内/加須市内のフードパントリー団体はもとより地域のさまざまな団体や企業と緊密な連携をとることができた。開催に至るまで情報交換/連携した団体は以下のとおりである。
【第1回騎西子育て応援フードパントリー開催概要】
開催日:2021年3月19日(金)17:00~19:00
場所:加須市役所騎西総合支所内 騎西コミュニティセンター304室
利用者:13世帯(子ども23名)  寄贈者:19件(個人・団体)
主催:NPO法人つどいの会  協力:セカンドハーベストジャパン、埼玉フードパントリーネットワーク他
取材:埼玉新聞、埼東よみうり

【本事業で連携した団体(情報提供/活動報告含む】
埼玉県庁福祉部少子政策課、加須市役所(こども局子育て支援課、騎西総合支所市民福祉健康課、同地域振興課、加須市社会福祉協議会、同騎西支部、同騎西地区民生委員・児童委員協議会、騎西地区町内会、加須市商工会騎西支部、ほくさい農業協同組合騎西支所、埼玉りそな銀行加須支店、同騎西支店、セカンドハーベストジャパン、埼玉フードパントリーネットワーク、埼玉県子供の居場所づくり推進事業(NPO新座子育てネットワーク)、加須市こども食堂応援隊、加須市子育て応援フードパントリー、加須北子育て応援フードパントリー、あいせん子育て応援フードパントリー、一般社団法人すくすく広場、地域デビュー楽しみ隊、子ども食堂等埼北エリア連絡会、その他寄贈者(個人・企業)
※詳細は別添資料②~⑤及び当会ホームページhttps://kisai-tsudoi.jimdofree.com/を参照

今後の展開

さわやか福祉財団の助成のもと、地域のさまざまな支援者・協力者のバックアップにより、無事、第1回騎西子育て応援フードパントリーを開催することができた。
①子どもの貧困をなくす、②フードロスをなくす、③地域のつながりを深める、という3つのミッションに基づいて開催した本事業で一番痛感したことは「ネットワークの力」である。「地域に存在するさまざまな団体や事業体が、それぞれの個性と強みを活かしながら連携すれば大きな社会的課題も解決でき得る」、その手ごたえを十分に感じることができた。また、加須市内で行われている市役所と埼玉りそな銀行のフードドライブについても、市民参加型のSDGsの取り組みとして大きな刺激を受けた、「個」の思いと力を結びつける社会的な仕組みづくりの重要性をあらためて痛感した。
本フードパントリー事業は、地域の子育て世帯を対象としたものであるが、地域のさまざまな団体との意見交換や協働を通じ、豪事業があらゆる世代・コミュニティの課題解決に有効な活動であることも実感した。「不要な食品を集め、必要な人に配る」という単純なものではなく、孤立しがちな人々を勇気づけ、地域の支え合いの輪につなぐ「ネットワーク機能」としてのフードパントリーに大きな可能性を感じている。
つどいの会では、今後、本事業を継続するにあたり、このネットワーク機能を最大限に活用できるよう、より多くの個人や団体にアクセスしていきたいと思う。また、食品支援のみならず、孤立しがちな人々を取り巻くさまざまな格差に目を向け、支援の手が届きづらい人への「アウトリーチ」や救いの声を自らあげられる「エンパワーメント」に重きを置いた戦略的な支援活動をめざしていきたい。

添付資料