「地域助け合い基金」助成先報告

 桃山団地 買援隊 (買い物援助隊)

岡山県総社市
居場所見守り生活支援移動支援

助成額

150,000円2021/02/26

助成⾦の活⽤内容

まずはコロナウイルス感染症への不安もあり、感染予防対策を講じたい。
そして、この活動がもっと地域住民や市内全域に認知され、関心をもってもらったり、応援してくれる人が増えればよいと思う。
利用者からは、「毎週の買援隊の日が楽しみ」「足腰が悪くなり、買い物を諦めていた。生活に欠かせない時間になっている」「みんなと会えて、お互いの様子がよくわかって良い」といった嬉しい声がある。
おかげで利用者も増えているが、運転ボランティアも平均70歳と高齢であるため、今後はタクシーも併用した形で継続していきたい。
これを続けていくことで、地域の課題を地域の力で支える「地域の福祉力」を高め、住民相互の「支え合い活動の輪」が広がっていくと信じている。

活動報告

・三須地区桃山団地の一人暮らし高齢者や免許返納者等の「買い物困難者」を対象に、毎週水曜日、買い物の支援活動を実施しています。現在利用者は10人、スタッフ(運転手と付き添い役)は8人、車(自家用車)4台で運行しています。スタッフが対応できない際には、タクシーを手配し、スタッフも一緒に同乗しています。
・助成金を利用して、買援隊の活動に使用する際の自家用車に貼るマグネットシートを購入しました。車体に貼り、運転をすることで、運転手はより安全運転を心掛けるようになりました。買援隊のマグネットシートを貼った車が走ることで、地区内の方達や、スーパーマーケットに買い物に来られている方に活動内容を聞かれ、買援隊の活動のPRになっています。
・会員おそろいのエコバックを購入し、毎週水曜日、同じエコバックを持って買い物をしています。そうすることにより、スーパーマーケットの店員の方に認識され、親切に対応してもらえるようになりました。
・秋に会員とスタッフで、市内の砂川公園にもみじ狩りに行きました。初めての試みでしたが、会員の方達からは「外出の機会が増えて嬉しい」「病院、買い物以外の外出は久しぶりで、とても楽しかった」など、とても好評でした。散歩をしたり、お弁当を食べる中で、毎週の活動では聞けないような話も聞けて、会員やスタッフの信頼関係が深まったと思います。
・活動が年々活発になり、地区の方の認知度も上がったため、自治会より助成金をいただけるようになりました。

今後の展開

今後も、会員の方達の買い物や外出機会が少しでも多くなるように、地域の先頭になって頑張ります。
また、私たちの活動は、桃山団地のメンバーに限られていますが、この活動を市内のより多くの方達に知っていただき、市内全域に広がれば良いと考えています。先日は市内の他地区から、民生委員・福祉委員の方が私たちの活動を視察に来られました。各地区でも、少なからず買い物や移動に困られている方はいると思います。
ぜひそのニーズに着目して、「やってみよう」と腰を上げる方が増えることを期待しています。
 

添付資料