「地域助け合い基金」助成先報告

 自立生活センター アクセル

愛知県刈谷市
居場所生活支援

助成額

150,000円2021/02/15

助成⾦の活⽤内容

弊団体は、障害当事者団体として「人と人とが繋がり、みんなが住みやすい三河の街を創る」というビジョンを掲げて活動を行っております。コロナ禍以前は、障害当事者メンバーが中心となり団体内でピアカウンセリングや情報共有、相談、イベント企画等を行っておりました。コロナ禍で、対面での相談やイベント、勉強会の開催、団体内・他団体との情報共有や企画立案等のための会議が中止に追い込まれています。
コロナ禍であっても障害ある人もない人も地域で自分らしく生活ができる社会を実現するために活動を継続していきます。コロナ禍に対応して下記の3つの活動で助成金を活用したいと考えております。
①障害者の居場所づくりや人と繋がるために行っていたイベントや交流会をリモートでの実施
②動画等で障害当事者や地域への情報発信
③対面での相談等を望む方へ対応するための感染症対策

活動報告

・コロナ禍であっても本助成金を活用してリモートの環境を整えることができたことで、愛知教育大学や日本福祉大学などの学生へ向けて、オンラインで障害当事者が講師となり講義に参加したり、障害当事者と学生が交流する機会を創ることができました。講義や企画の打ち合わせは毎回リモートで行うことで内容を充実させることもできました。
リモート環境が整うことで、コロナ禍で外出を控えている障害当事者や重度の障害当事者も地域の方や学生と繋がるチャンスが広がったと感じます。今後はオンラインと感染症対策を徹底した対面での交流の場を使い分けて活動を発展させていきたいと考えています。

・障害者差別解消へ向けて、障害当事者メンバーが実際にあった差別事例を動画にして地域の方や学生へ啓発活動を行うことができました。動画だと分かりやすいという声も頂きました。今後、動画も活用しながら地域の方へ障害当事者のリアルを発信して、繋がり、「みんなが住みやすい街づくり」の活動を展開していきます。

今後の展開

コロナ禍であっても地域と繋がり、もっと住みやすい街づくりやどんなに重い障害があっても生きていて良かったと思える社会を創るために活動をしていきます。
まだまだ社会に障壁があることで生きづらさを感じている方が多くいます。私たちは障害当事者団体として活動をしておりますが、生きづらさを感じている人は障害者に限ったことではありません。みんなが住みやすい街を創るために、様々な団体や地域の方と繋がって活動をしていきたいと思っています。お店のバリアフリー、障害当事者の生の声を届ける機会、障害の有無にかかわらずみんなが楽しく交流できる場などなど是非地域のみなさんと協働してきたいです。
そして、団体に所属している重度の障害があるメンバーは24時間365日、介助制度をつかって地域で自立生活をしている方が多くいます。障害福祉への理解や、介助者として障害当事者の地域での自立生活を支える地域の方が一人でも増えるように情報を発信していきます。

添付資料