「地域助け合い基金」助成先報告

一般財団法人 平塚YWCA

神奈川県平塚市 ウェブサイト
居場所見守り生活支援配食・会食

助成額

150,000円2021/02/22

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍で、子どもの緊急的な居場所支援として「ワイワイスクール」を2020年3月より開始。開催していく中で、保護者の要望が高いことから継続が決まり、学校の長期休みの春・夏・冬休みにも定期開催をしています。子どもの緊急的な居場所、また子どもの知的好奇心を養う社会経験を得るためのプログラムを工夫しながら開催しています。
講師やスタッフはすべてボランティアです。ただし、開催だけでも赤字となっており(子ども参加費300円のみ)、開催に必要な十分な機材も揃っていません。この助成金を活用し、台所機材と机やいすを整えることで、より安全に多くの子どもを受け入れられる開催環境を整えることができます。また、台所用品を購入することができた場合は、温かい食べ物を提供でき、子どもの笑顔が広がるのではないかと思っています。
コロナ禍の子どもの孤立もさることながら、誰しもが地域の中で孤立してしまう状況になってきつつあることから、多世代の人々が集いやすく、地域の方々やボランティアスタッフとお茶を飲める場づくりを広げたいと思います。子どもに多世代で関わることができ、子どもも多世代に出会える、ほっこりできるカフェを開きたいと考えています。
今後も、コロナ禍で困っている人々に寄り添い、サポートを広げていきたいと思います。

活動報告

〈活用状況〉
3月ワイワイスクール開催時に助成金を使用いたしました。
助成金で購入したテーブルと椅子は、開催部屋数を増やすことができ、人数を分散させ感染対策に役立ちました。今まではテーブル不足で少ない収容人数しか受け入れることができませんでした。
プロジェクター、ブラックボードはワイワイスクールで講師の方が理科や読み聞かせで使われ、子どもたちの学びと好奇心を伸ばすことに大いに役に立ちました。
オーブンレンジ、フードウォーマー、ネスカフェドルチェグストは、ボランティアスタッフの調理時に役立ちました。フードウォーマーは大勢に配膳するときの食事が冷めることの改善が行え、オーブンレンジは手料理の幅が広がりました。テーブルクロスもおいおい、食事の彩に活用させていただきます。
〈取り組み報告〉
コロナ禍で開催が危ぶまれる状況が続いてきましたが、助成金のおかげで安心・安全な取り組みでワイワイスクールを開催することができ15名の子どもを受け入れることができました。活動を辞めずに続けることで地域に定着し、集う人々のセーフスペースとなってきたことはいうまでもありません。
非営利活動で15万円を得ることは到底たやすくはなく、今回の助成金で購入できたものによって活動者のモチベーションも高まりました。ツールが増えたことにより、「お菓子を提供しよう」など新しい提案を実現化することができ、活動が活気づいています。
ワイワイスクール開催後は、多くの保護者から感謝の言葉をいただき、保護者からは「また行かせたい」、参加した子どもからは「今度はボランティアで行きたい」など声が届きました。
すみやかに助成いただき、感謝いたします。

今後の展開

これからも、子ども、保護者、ボランティア、多世代がゆるやかにつながる縁を大切にして、この活動を続けます。社会情勢が厳しいこともあり、ワイワイスクール、YYキッチンは多くの保護者に感謝され、子どもたちからは「また行きたい!」と大きな反響があります。
子ども達が笑い、家族も幸せになり、周辺も温かく応援できる。この輪をこれからも地域で広げられることを願います。

・YYきっちん 毎月第1火曜は17:30~19:30
子どもたちを囲んで多世代でごはんを作り、食べることを大切にする子ども食堂。
・ワイワイスクール
長期休暇中に、社会的孤立が懸念される子どもや保護者を緊急支援するための居場所プログラム。
・上記開催以外も、多世代が安心できる居場所をめざして運営しています。

今後ともご支援、よろしくお願いいたします。

添付資料