「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 日本福祉環境整備機構

東京都板橋区 ウェブサイト
居場所見守り生活支援

助成額

150,000円2021/04/12

助成⾦の活⽤内容

新型コロナウイルス感染症が発症してから1年が経過し、ワクチン開発や緊急事態宣言が解除に向けて進んでおりますが、まだまだ終息の目途は立たない状況です。アフターコロナの状況を、いかに皆で乗り切るかが今の社会的課題の1つだと考えております。そこで、地域住民やボランティアスタッフ、障がいをお持ちの方々や親御さん達など、居場所づくりでの活動の一環として、高齢者の方々と共に皆で協力し、アフターコロナに向けた『手づくり石鹸』を製作し、製作過程をフォトアルバムにした上で、『アフターコロナを乗り切ろう!』というメッセージを添え、地域住民や商店街など、街の皆様に気持ちを乗せてお届けしたいと考えています。

活動報告

新型コロナウイルス感染症による、緊急事態宣言や蔓延防止対策などにより、不要不急の外出やマスク着用など、今まで通りの生活とは異なる、新たな生活様式となっています。今回の助成金を活用させていただくことで、『アフターコロナを皆で乗り切ろう!』というメッセージや想いを届けるための、宝石石鹸づくりを実施することが出来ました。この活動内容を、いたばし総合ボランティアセンターが発行する『ボランティア・市民活動情報紙』や『いたばし夏ボラ2021オリジナルプログラム』に掲載することで、高齢者や障碍者、親子さんや子どもたち、小学生から大学生の方まで、総勢で100名以上の方々に参加頂きました。
製作した『宝石石鹸と活動冊子』を、ボランティアに参加された方や地域住民や商店街の方々に手渡しすることで、一人暮らしの方などにも、『みんなでコロナを乗り切りましょう』という気持ちと助け合いを広げていくことができました。当初、想定していた以上に、特に学生の方から『複数名で活動に参加したい』という相談が多くあり、少数グループでの受け入れを行いました。また、宝石石鹸キットやクリスタルケースが無くなり具材が追いつかない状況の中、地域住民の方が、この活動に賛同して下さりご寄付を受け、追加で製作をさせて頂きました。参加者の親御さんからは、『また来年も参加したい』というお言葉や、学生さん達からは『友達と話題になっています』との声を伺いました。地域にお配りした石鹸は、参加者のうち、ある高齢者の方が良く行く『木曽路』というレストランにも飾られていました。

今後の展開

私たちは、必要とされている社会的課題に対して活動をしております。今回の『アフターコロナをみんなで乗り切ろう!』という活動の他にも、高齢者の方がコロナで外出も旅行も出来ず、「温泉に行きたいなぁ」という声が多くあれば、実際に岩盤浴やマッサージチェアを設置し温泉気分を楽しんでいただいております。しかし、石鹸を作ることや岩盤浴を設置することが目的ではなく、人が心豊かになるためには『人の介在によるコミュニケーション』が必要であると考えています。人との関わりや交流は、『挨拶』をうみ、やがて『会話』につながります。『会話』は時に人の心を動かし、『助け合い』を育むと考えています。山積する地域社会の課題を解決する際、私たちだけでは力が及びません。限りある時間の中で、人に役に立つ活動をしようかなと思い立った時には、是非とも楽しく活動を行い、人にギフトする時間を共有しましょう!

添付資料