「地域助け合い基金」助成先報告

 上坊所地区熟年クラブ

佐賀県上峰町
居場所見守り配食・会食

助成額

150,000円2021/03/25

助成⾦の活⽤内容

現在テレビ等でも健康寿命という言葉をよく聞くようになりました。健康寿命の延命には栄養バランスの取れた食事、人とのつながり、体力の向上が大変良いと見聞きするようにもなり、せっかくある公民館を地域に住む高齢者の交流の場となるように、何かいい方法がないかと考えていたところ、生活支援コーディネーターより、「いきいき百歳体操」を紹介していただきました。これなら筋力の維持・向上を図りながら、自分たちで集まりやすい時間、曜日を決めるだけで実施できるのではないかと立ち上げました。特に今は新型コロナウイルスのため、外出自粛をしている人が多く、人との会話もなく過ごす方、町で実施している介護予防体操教室にはコロナが怖くて行けない方などもいて、身近で通える公民館で、そういう集まりがあるならば、「ちょっと行ってみようかな」、また楽しかったら、「来週も行こう」となり、続けることにより体操付きの通いの場となり、それがお互いの見守りや生きる喜びにつながり、高齢者が元気に過ごすことにより、多世代の方たちの励みにもなるのではないかと思っております。

活動報告

いきいき百歳体操を実施するにあたり、これまでは活動を行う際、テレビではソーシャルディスタンスを保持することが難しく限界があり、購入するまでの間、生活支援コーディネーターに曜日や時間の相談をしてパソコンやプロジェクターを持って来てもらうこともありましたが、助成金を活用し、プロジェクター、DVDプレーヤー等を購入することで、常時、自分達で準備し、実施しやすい環境をつくることができました。
また、生活支援コーディネーターと話し合い、自分達でセッティングがしやすいよう、工夫することができ、不安なく実施できるようになっています。
参加される方々も自分達で定期的に実施できるようになったことを非常に喜ばれ、現在、15名前後で積極的にいきいき百歳体操に取り組んでいます。「家にいると、会話もしないし、運動もなかなかしようという気になれないが、皆で集まると、体操もできるし、会話もできて嬉しい。」「プロジェクターがあると、とても見やすいので、体操をするのに一層気合いが入る。」「あの人も誘ってみよう。」と参加される皆さんが生き生きとされています。今後も健康寿命を延ばすことができるよう、楽しく体操に取り組んでいきたいと思います。

今後の展開

現在は、隔週でのいきいき百歳体操の実施ですが、今後、毎週の実施と合わせ、熟年クラブの誕生会の再開もする予定です。その際、プロジェクター等があることで、これまではできなかった映画鑑賞等、内容も幅広く考えることができるようになったことから、皆さんが楽しく活動できるようにしていきたいと思います。また、災害等も増えてきていることから、災害について考えたり、認知症予防について考えたりと、生活をしていくために必要な情報も発信していきたいと考えています。
少しずつではありますが、地域の見守りもできてきており、参加される方々が周りに関心を持つようになられているように感じます。今後、活動を通じて、元気を維持し、地域全体が生き生きとしたものになれるように取り組んでいきたいと思います。

添付資料