「地域助け合い基金」助成先報告

 アップルツリー

長野県松本市 ウェブサイト
居場所生活支援配食・会食

助成額

150,000円2021/04/28

助成⾦の活⽤内容

「地域の赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが安心して集える地域の居場所づくり」を目指した「こどもとおとな食堂」を開催します。
コロナ禍のため、食堂開催を自粛せざるを得ない一年でした。助成金を活用し、感染予防対策をしっかりと行った安心して交流できるこども食堂にしたいです。
生活困窮者だけでなく、地域の方や子どものいるお母さんなど、普段一人でお昼を食べる方がここにくればみんなでわいわいご飯を食べて、悩みを話したり、情報を得ることができる。そんな場所にしていきたいです。感染予防対策としてテイクアウト利用もできるように考えています。
コロナの感染状況によって人数、時間等に制限を設けたり、テイクアウトのみやオンラインでの活動となる場合もあるかもしれませんが、子育て中の母親が中心となり、温かいお料理や手作りの味の提供、防災や自殺予防プログラム(CAP)の講座開催、お楽しみ企画など提供します。

活動報告

助成期間内にコロナ禍の為、10回の活動予定のうち3回中止、1回は食堂から内容を変えて開催した回がありました。その為、助成期間の延長をさせて頂き、2021年5月から2022年6月まで8回のこどもとおとな食堂を開催、おでかけ保健室の講座を開催しました。7月は地元製粉企業の協力の元、弁当配布を計画しましたが、コロナの状況を踏まえ親子でそばガレット作り体験や講座に変更し開催しました。

食堂を再開しみんなで一緒にごはんを食べたかったのですが、感染状況を考えると弁当配布という形になった1年でした。1年間で400人ほどが来てくれました。

8月の夏祭りイベントでは70人以上の親子連れがきてくれました。未就学児のいる親子からはコロナ禍で様々なイベントが中止になるなか、子どもに夏祭りを体験させることができて嬉しいという声を頂きました。
殆どのスタッフが子育て中の為、普段の食堂も平日昼間の開催ですが、コロナで家の中にこもりがちな母親のでかける場所の一つとして定着してきました。弁当も予約優先という形でしたが、毎回買いに来て下さる方や、リユース服を見ながらおしゃべりしたりする姿が見られました。

11月には地元の食品会社から頂いた餃子を入れたお弁当を作り、新たな地域企業の力を借りる事もできました。
また地元の更生保護女性会の方が私たちの活動を知り、新たにボランティアに来てくれました。皆さん手際が良く調理を手伝って頂きとても助かりました。世代間交流を目的としていますが、高齢者の方との関りがなかなか作れず苦労しています。今回、生活支援コーディネーターの方と繋がりができましたが、生活に精一杯な方、まだまだ自分の愉しみを謳歌される方など、なかなか年配の方にこども食堂に関心を持っていただけない事が課題です。そんな中更生保護女性会のような方と繋がりができたことはとても嬉しかったです。

今後の展開

「ママから広げる笑顔の輪」をキャッチフレーズに子育て中の母親中心に活動をしています。
スタッフ不足や、活動資金の問題など課題はたくさんありますが、子どもの笑顔だけでなくママの笑顔の源の1つになれるよう活動しています。自分たちの住む地域も元気になってほしいと地元企業との連携も積極的に行っています。

当初から世代間交流を目的の1つとしており、高齢者の方との関りを模索し続けています。今回、こちらの助成金を活用させて頂くことで生活支援コーディネーターの方と繋がることができました。
自分たちの拠点がなく、公民館などの公共施設でこども食堂をしているので色々な制約がありますが、同じ地区に住む者同士の繋がりを増やすお手伝いをしていきたいです。

孤育て、孤食、孤独とおとなこども関係なく、「孤」がつきやすい世の中です。
「孤」から「繋」がるきっかけの1つになれたら。ママ達から笑顔で。子どもとおじいちゃんおばあちゃんの懸け橋に。小さな活動ですが夢は大きくもっているアップルツリーです。
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添付資料