「地域助け合い基金」助成先報告

 特定非営利活動法人 ママチャーリーズ

東京都府中市 ウェブサイト
居場所見守り

助成額

150,000円2021/04/16

助成⾦の活⽤内容

コロナ禍の影響で集団健診や子育てひろばなどがすべて無くなって1年が経ち、地域のなかでの繋がりがまったくない中で、公園で遊べる友だちが出来ない。毎日子どもとばかりで大人とおしゃべりしたい。新年度になって府中に引っ越してきたので遊び場がわからない、と思っている、ママ・パパのために、ただお喋りするだけでもいい。そんな場を提供!!
はじめて来る方も安心して来てもらえるように、同じく子育て中のママスタッフがお話しできるのを楽しみにワクワクしながら待っています。
ママ友ができたり、公園デビューしたり、同じ月齢の子をもつママ同士で日々の育児を共有したり、そんな場を楽しんでほしいと思います。

日時:毎月一回/場所:レンタルスペースわっと(府中市美好町)・定員:6家族程度/対象:誰でも/参加費:1組300円
※飲食 持込OK

活動報告

本助成金を活用して、絵本や玩具などの設備が整った会場を毎月定期的に使用可能となりました。
場所と日程が固定されたことで、乳幼児を家庭保育中の保護者が予定を立てやすくなり、より参加しやすい子育てひろばを開催することができました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、立会い出産・母親学級・集団健診・公共の子育て支援施設の休止などにより、特に保育園を利用していない家庭保育中の母親の孤立化が顕著になっていました。
同じ状況の母親同士の交流の場が欲しいという声を受けて始めた「おしゃべりひろば」は、感染対策に万全を期したうえでランチを食べながらのんびりお喋りが出来る場の提供を一年間続けてきました。
参加者は主に0歳から1歳のお子さんがいる母親。出産後、初めてお出掛けをした人も多く参加しました。スタッフは有資格者や子育て支援経験者でもある地域の母親で、家事や育児、家族のことなど他愛のないお喋りの共有はもちろん、地域情報など活きた情報提供もできました。
おしゃべりひろば終了後、連絡先交換をする姿が多く見られ、「出産後1年経って初めてママ友が出来て、今度一緒に公園へ行く約束をしたんです」と報告をしてくれる方が何人もいました。
また参加した方のなかには、私たちの活動に興味を持ち法人会員となり、その後スタッフとして参加する方も数名おり、地域活動のきっかけ作りにもなりました。
ランチ用のお弁当は近所の飲食店に協力して頂きました。また行政職員や地域の他団体と情報共有や告知案内などお互いに連携しながら、この企画だけに終わらず、引き続き支援の場に繋がり続けられるような体制も確保しました。

今後の展開

私たちの団体はメンバーのほとんどが子育て当事者で、妊娠中の方から大学生の保護者まで幅広く参加しています。「社会的な課題を解決する」というよりも、自分たちが子育てをするなかで、「こんなのあったらいいな。もっとこうだったらいいな。」というのを自分たちで実現していくことが主な活動になっています。そのため、活動内容は子育てひろばの他にも離乳食相談会や保育園・幼稚園・小学校それぞれの入園入学前イベント、子ども服交換会、子ども食堂支援、中高生の学習支援など多岐に渡ります。様々なニーズを実現するために行政や他団体、他地域との協働も多く行っています。
多くの活動を行いながらも、まだ拠点を持っていないことと継続的安定的な資金調達の確保がまだ出来ていないのが現在の課題です。任意団体として設立してから14年目ですがNPOとしてはまだ2年目なので、今後法人としての基盤を強化し、更に多くのニーズに応えられるよう楽しみながら活動を続けていきます。

添付資料