「地域助け合い基金」助成先報告

 Rainbow Planets

静岡県三島市
居場所その他

助成額

149,000円2021/06/04

助成⾦の活⽤内容

流産・死産・新生児死・病死などの理由により、大切な人を亡くされたご家族同士の相互支援・心のサポートを目的に、ご家族が未来に向かって歩いていくことを応援し、寄り添う活動をしていきます。
突然の大切な人との別れ。ご家族は、絶望、ショック、孤独、自責の念など様々な心の痛み、苦しみを抱えることになります。代表自身も小児がんで息子を亡くした経験をもつ当事者です。
大切な人を亡くされた方を対象に、2か月に1回、心のケアや寄り添いの場となる『お話会』を、地域のネットワークを生かして必要な人に情報をお届けしながら開催していきます。
『お話会』は、普段言えない沢山の想いを誰にも遠慮することなく話し、同じ経験をした方々に話を聴いてもらえることで、その悲しい出来事から一歩前に踏み出せるきっかけの場・居場所・つながりの場になることを願って開催します。また、地域の助け合い・助けられ合いの関係づくりを団体として構築する。

活動報告

【事業開催日 お話会開催日】
2021年  6/11、7/12、9/13、11/8、12/6、2022年 1/17 
2021年 11/27 飲食店のご協力の元、レモネードスタンド開催
2022年 1/22 国際小児がんデー啓発の募金活動
県や市の機関、病院、店舗などへのチラシ配布、啓発活動を随時行いました。
流産・死産・病死など様々な理由により、大切なお子様を亡くされたご家族同士の相互支援・心のサポートを目的として、心のケアや寄り添いの場となる『お話会』を開催しました。
『お話会』は、普段言えない沢山の想いを誰にも遠慮することなく話し、同じ経験をした方々に話を聴いてもらえることで、その悲しい出来事から一歩前に踏み出せるきっかけの場・居場所・つながりの場になることを願い、今後も継続予定です。大切な人を亡くした孤独や悲しみを癒す『グリーフケア』に役立つ本などのご紹介や、ワークショップなどを行い、リラックスしてご参加いただけるよう工夫しました。
『お話会』は、お子様連れでは参加できないことも多いのですが、協力団体に見守り託児を依頼し、お子様連れの方も気兼ねなくご参加いただけたと思います。
【参加者様からのご感想】
●身近にお空の子のことを話せる居場所があるということに、とても感謝しています。
●お話会に行けば想いを共有してくれる仲間がいるという安心感があります。
●お空の子のことを気兼ねなく話せる機会をいただけて、とても嬉しかったです。
●今後も継続して参加させていただけたら嬉しいです。
●ずっと誰にも話すことができなかったので、参加してよかったです。
●見守り託児が利用できるので、子どもも楽しませていただき、感謝しています。

今後の展開

コロナ禍によるオンライン化により、地域との繋がりが希薄になりつつあることや、死別の経験や想いを話す場に参加することも非常に勇気のいることなので、なかなか参加者が集まらないこともありました。
当事者だけのコミュニティにするのではなく、地域社会全体で様々な境遇の人たちが相互に支え合えるよう現在の活動に加えて、地域との繋がりを深め、勉強会などを開催していきたいです。
小児がん啓発のチャリティー活動である『レモネードスタンド』を近隣地域各地で開催できるようにし、みんなが笑顔になれるような繋がりの場を作り、当事者以外の方への周知に繋げていきたいです。
『レモネードスタンド』をボランティア活動の場として利用していただき、学校などで命や社会福祉活動などについて考えるきっかけとなって欲しいと思っております。

レモネードスタンドとは
「自分と同じような病気の子どもたちを救いたい」小児がんと闘っていた4歳の少女アレックスちゃんが
自宅の庭にレモネードスタンドを開き、お金を稼いで病院に寄付する活動。全米で共感を呼ぶ。アメリカの子どもたちにとって、レモネードスタンドは定番のお小遣い稼ぎだけでなく社会貢献活動としても広まっています。そして日本でも小児がん支援活動として開催されています。

添付資料