「地域助け合い基金」助成先報告

 よいち子ども劇場

北海道余市町 ウェブサイト
居場所見守りその他

助成額

150,000円2021/08/02

助成⾦の活⽤内容

助成金は、観劇の公演料に使います。
余市町をはじめ、周辺地域の親子のつながりをつくっていきたいです。
準備段階から、ポスターやチラシ、チケット作り、役割を分担することで、子どもも大人も一緒に当日を楽しみにし、役割を果たすことで責任感や達成感を共有できればと思います。

また、生の舞台を観る事によって、劇団の思い、人が作り出すもののすごさや感動を会場の皆が共有できます。大人も子どもも忙しい毎日を一生懸命に送っています。
その中で、日常から少し離れ、特別な時間を一緒に過ごすことは、今や貴重な時間です。
そのような時間をたくさんの親子と共有したいと考えています。

活動報告

この基金に応募したこと自体が、新たな協力者の助言であり地域のつながりでした。
コロナ禍以前から、地域で活動しているよいち子ども劇場が、どんどん小さくなっていくことに危機感を感じていました。会費以外の収入源であったバザーも、コロナ禍で、会場ですら借りられない事態に陥っていました。
もっと活動を地域に知ってほしい、どうしたらよいのか、コロナ禍で悩む中、私自身も立ち上げに関わっているまちづくりを考える会「かぜてくらぶ」に問いかけました。そこで助成金に詳しい方と出会い、基金のことを知り、すぐに応募しました。

子ども劇場の鑑賞例会は活動の柱であり、地域の親子で観劇ができる貴重な機会。
感染対策をして、無事に行うことができました。

観劇当日は、久々に集まる仲間にうれしい思いでいっぱい、子ども達も夢中で観る姿に感動しました。
会員外にも声をかけ、入会もありました。

小さな町でプロの演劇や、音楽を聴けることは貴重です。
子ども劇場の仲間とともに活動して作り上げていく作業は、時間もかかり、苦労、労力もあります。なんでもササッとできて、答えがすぐ出ることは便利ではあるけれど、自分自身で考え、人間関係づくり、当たり前と思ってきたことの大切さをより強く意識するようになりました。

今後の展開

よいち子ども劇場は創立40年になります。
鑑賞会や自主活動を通し、地域で安心して子育てできる環境を作りたいという母親の思いで立ち上がりました。その思いは今も変わらず、会員に受け継がれています。
私は5年前に運営委員長になったものの、日々に忙しく、なかなか劇場のために動くことができませんでした。コロナ禍で、生活が変わって、何が大事かを考える機会ができ、地域に目を向けることができました。勇気を出して声を発し、挑戦する機会をいただけました。

観劇以外の自主活動にも変化が起きました。
「よいち子ども劇場と一緒に活動しませんか?」という問いかけをしたところ、
地域の森づくりの団体と森の散策や、余市紅志高校のボランティア局とミニ運動会など、多方面で交流することができました。どの団体もコロナ禍で活動の場が制限されていて、自分たちだけでの活動は限界があり、悩んでいたところでした。

やりたい事を実現するには、誰かの助けが必要で、一緒に考える仲間がいて、得意なことやできることを出し合うこと、課題を一緒に乗り越えられる仲間づくりが大切です。

これからも、親子中心に地域のつながりを大切に活動をつづけていきたいです。

添付資料