「地域助け合い基金」助成先報告

【個人】 藤島 征毅

秋田県秋田市
その他

助成額

137,000円2021/08/10

助成⾦の活⽤内容

【目的】
◎目的達成型思考の65歳以上の男性を対象とした居場所づくり。
・自分たちの地域にない活動を立ち上げて趣味活動の選択肢を広げ外にでるきっかけを作りたい。
・仲間づくり、地域の繋がり、楽しみや遣り甲斐を感じてもらい健康増進を図りたい。
・顔を合わせることで元気を確認。
・情報交換の場。
【具体的な活動内容】
①蕎麦打ちに長年関わってきた地域住民が指導。男性が手打ち蕎麦の作り方を習得。
②趣味活動だけで終えることなく、自分たちの成果を披露する場として地域の防災訓練や地域の児童館、コミセン祭りやふれ愛祭り、地域の福祉施設への慰問、地域イベント等で手打ち蕎麦を振る舞う。
③地域の婦人会と地域で家庭菜園を行っている地域住民とコラボして天ぷらそばを作り②で提供する。

活動報告

年齢は60~80代の男性9名が活動へ参加しています。定年退職後の居場所、新しいことへのチャレンジ、蕎麦打ちに興味がある。など様々な理由をもって参加しています。
同じ地域で暮らしていながら出会うことがなかった人とつながり今では蕎麦仲間です。
活動中に通り掛かった人も覗いていくことがあり関心の高さを感じています。
コロナ禍のため、その日打った蕎麦をみんなで食すことは難しいのですが、自宅へ持ち帰り家族と食しています。「あまり家に居ると妻に煙たがられる」と話していた方も今は、家族から蕎麦の出来栄えを評価してもらっているようです。このように自分たちの活動が、家族の会話になっていることもうれしく思います。活動開始から様々な壁にぶつかりましたが、その度に仲間と乗り越えてきました。道具の保管場所に困った時も地域の繋がりで空きスペースを確保することができました。
活動参加者からは「蕎麦打ちを沢山の人にやってもらいたい」「食べてもらうにはまだまだ頑張らないと」蕎麦以外の料理教室はどうか」という声が出ています。蕎麦打ちは簡単ではありませんが、成果を求める男ならではの遣り甲斐となっていると思います。最近では、活動を覗いた若い女性から「私もやりたい!」との要望があり6月に女性を集め開催することになりました。

今後の展開

秋田市もまだまだコロナ禍により大きな活動ができない環境です。最終的には自分たちの成果を披露する場となる防災訓練、児童館、コミセン祭りやふれ愛祭り、施設慰問などでみなさんに蕎麦を食べてもらいたいです。町内出張、親子で蕎麦体験、認知症の方を集めた蕎麦打ちなどもできると思います。しかし、このような状況下である今だからこそ、目標に向けて蕎麦打ちの腕を上げ教える側を増やしながらこの活動を広げていきたいと思います。まずは、高望みをせずみんなが楽しく続けていけることを大切にした活動を心掛けたいと思います。

添付資料